2017年6月25日日曜日

琥珀色のDB43型

形としてはかなりフォーマルなビジネスバッグの分類に入るダレスバッグです。
ボックスカーフの様な繊細な表情の革で作ればズバリ、ファッション誌から出てきた風合いのかなり美しい鞄になるところですがブライドルレザーで作ったこの鞄はどちらかというと、きりっとしたラグビー選手のような、内にパワーを秘めたものを感じます。
革の力はすごいです。10年後、更にその後この鞄がどう変化するかが楽しみです。






2017年6月17日土曜日

ダレスのコバ

ブライドルレザーのダレスバッグのコバ(切り口)を磨き締めている途中です。
胴の周りがステッチで一周囲まれた非常にフォーマルな鞄です。
この種の仕立ての鞄は、前と後ろの胴のいちばん下のコバだけが地面と接しています。
言い換えると二枚の革の板で全重量を支えています。
それだけに胴の強さ、コバの強さには気を使います。
Fugeeが染料とフノリを使った昔ながらのコバ磨きをしているのも堅牢なコバを求める
からであり、ダメージをうけたコバの締めなおしが効くからです。
単純に強度だけで比較すれば不利な所がある構造ではありますが、
その出来上がりのキリリとした美しさはこの鞄の大きな特徴と言えます。



2017年6月10日土曜日

お休みのお知らせ

都合により6月10日(土)、11日(日)、12日(月)はお休みいたします。
大変ご迷惑をお掛けいたしますがよろしくお願いいたします。


PM41型 第1号

すっかりFugeeの定番となったこのPM41型は、思い返せば 2008年に S 様の為につくらせていただいたこの写真の鞄が第1号でした。
ちょっと自慢すると写真ではなかなか見えないのですが全体のドレープが
なにごとも無かった様な、革のもともとのものだろうという質感で出てきています。
力が掛かる所、掛からない所、絶対に守らなければならない所、
比較的弱くしなければいけない所、その他それぞれの個所にそれぞれの想いをのせて、
でもバランスが取れたらいいなと思いながら作業は進みます。
鞄作りは楽しい試行錯誤で、10年くらいたつとそれが良かったのか悪かったのか、
ゆるりと、しかし厳しく出てきます。







2017年6月4日日曜日

解体工場?

最近のFugeeは棒屋根鞄の解体工場のようになっています。
ストックしてあった古い棒屋根鞄を解体して金具だけの状態にし、錆をとり、丁寧に
磨きなおしていきます。
まだファスナーがつくられる前の時代の古いヨーロッパの鞄を見ていると、
鞄の口を正確に、簡便に開け閉めでき、かつ鍵がついた口枠鞄のスタイルが多く生み出されていたことが分かります。そのうちのひとつが棒屋根鞄です。
写真下は革を取り除く前のフレーム部分ですが、とても複雑で魅力的な構造で、
金属はどれも厚みがあり質感たっぷりです。
現代のひたすら軽さを追求した鞄と較べると批判する部分は
たくさんあるかも知れません。
しかしこの金具は、朽ち果てていく過程さえ美しいという革の存在を
明確に表現できる部品の一つだと考えます。
私も含めて、この質感と雰囲気にぞっこんの人は多いはずです。




2017年5月29日月曜日

山羊革のショルダーバッグ

「厚い山羊革をひっくりかえす」(5月12日のブログ)のその後です。
できあがりはこんなかんじです。
中間色のブルーグレー(胴の山羊革)に紺色(ベルトやパッチなどの部品)を合わせると、より全体が「青」に近づいてシャープな印象の鞄になります。
水染めのタンニン鞣しのこの山羊革は、ヌメ革のように色も質感も変化をしていていきます。どんなエイジングを見せてくれるかたのしみです。










2017年5月27日土曜日

お休みのお知らせ

5月27日(土曜日)は都合によりお休みいたします。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。