2017年8月15日火曜日

万年筆ケースを作る 2

万年筆ケース2本用と3本用です。
緻密に作る、もちろんそれは大切なことなのですが、もう一つだいじな事、
それは色っぽく作るということです。
どうすればそれが出てくるか。
緻密な作業とつながりますが、こうしようという意志を微妙に入れ込むことによって
<見た目は普通だがなんか違う物>になります。
この万年筆ケースでひとつ例を出しますと、蓋の差し込みを受ける横の帯、
なんとなくふくらみを感じられると思います。
ただし、これは場合にもよりますがあまりやりすぎるのはあざといものです。




2017年8月14日月曜日

お休みのお知らせ

庭のサルスベリ、今年はなかなか咲く様子を見せてくれないので
心配していましたが、やっとこさ咲き出しました。
こんなにきれいに。
お休みいたします。
8月14日(月)、16日(水)、18日(金)
ご迷惑をお掛けいたしますがよろしくお願い申し上げます。



2017年8月12日土曜日

万年筆ケースを作る

ブライドルレザーを使っての定番の万年筆ケースです。
入れ駒という手縫い独特の縫い方でまとめたものです。
手の中におさまることの多い小物は厚みの調整、裁断、磨き、まとめ、
それぞれ鞄とは違った意味の繊細さが要求されます。
形は大胆でも作業は緻密に、、。
美しい、自慢の万年筆ケースです。





2017年8月6日日曜日

単純で大切な作業

Fugeeの定番の鞄KM39の持ち手です。
上はコバ(切り口)を磨いたもの、下はこれから磨くところです。
革の端であるコバはダメージを受けやすいところ。
昔からこの部分をどう堅牢に美しくするかを職人は工夫してきました。
しかし時間をかけた丁寧な作業の繰り返しが美しいコバを得る
一番の方法であることは変わらないようです。
単純ですが丁寧でなければいけない作業の積み重ねののちに、
革が答えるように美しく変化してくれる瞬間が出てきます。
そして柔らかだったコバは色々な外力にも耐える堅牢なものになります。
私たちにとってはその革の持つ色々な性格を感じることもできる大事な時間です。

お客様の手の中でこの持ち手はどう経年変化していくのか、、楽しみです。





2017年7月29日土曜日

山羊革のKM39型

前回のブログの「試作」を経てできた鞄です。定番のかたちではありますが、素材が変わるとまたぜんぜん違った雰囲気のものとなります。
山羊革はそう大きくないものが一般的なので、胴体からカブセまでぐるっと一枚のパーツで仕立てるこの鞄がとれるほどのサイズの、しかもシボの雰囲気もいい革にはなかなか出会えません。
青みがかった茶系の灰色のシボ革に、えんじ色のステッチがさりげなく映える、
重厚な面持ちの鞄となりました。


2017年7月22日土曜日

お休みのお知らせ

都合により7月23日(日曜日)、24日(月曜日)お休みいたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。





2017年7月16日日曜日

「?」を消すための作業

Fugeeの鞄づくりではあらゆる場面で「試作」をします。
それは、本作に入るためのテストで、こういう鞄をつくろうという指針を
いろんな角度からチェックし、はっきりさせていくためのものです
本番の革を使うことはできませんが、目的の鞄を作りあげてみるのは、
あらゆる面からその鞄を検討出来る「試作」の例です。
でもその他にも多くの試作をしてみます。
写真のようなパーツの制作もその大切なひとつです。
KM39型のブリーフケースをタンニン鞣しの山羊革でというご注文。
つくり慣れたかたちではありますが、この鞣しのこの革での制作ははじめてのこと。
厚手でシボの美しいこの革をどの厚みでどんな張りで仕立てるのが
ベストなのかを探ります。
鞄になったときのコバの厚みと強度は?
コバからどのくらいのところをどのピッチで縫い絞ると美しいか?
・・・・などなど
私たちが思う素敵な鞄をつくるためには、これらの「?」を消すための、
地味な作業がとてもたいせつなのです。