2019年6月23日日曜日

ボックスカーフ のKM39

こちらも最近納品させていただいたKM39型。
ボックスカーフ にFugeeオリジナル真鍮丸錠前です。
そもそもKM39型は「柔らかいシュリンクカーフでハード過ぎないブリーフケースをつくりたい」というコンセプトではじまった形です。
もちろんたびたびボックスカーフ でも作らせていただいております。
革というものはありがたいものできちっとそれに合う仕立てが出来るとその革ごとに独特の表情、質感を見せてくれます。
シボのあるカーフでつくるカジュアルな雰囲気の KM39とはひと味違う
スッキリ、キリッとした仕立ての上品な鞄です。




2019年6月16日日曜日

KM39型と錠前

定番KM39型のシュリンクカーフです。
Fugeeにとってはこの革でこの形でこの鞄を作ったらこうにしかならない、
と言えるほどデザインと仕立てのバランスが絶妙なものです。
ただ、現行のオリジナルの錠前より少し小ぶりなものを取り付けたいと
おっしゃるお客様も多く、なんとかしたいと模索しておりましたがスターリングシルバ製のものが出来上がりました。
落ち着きのあるデザインでKM39にはえる錠前と自負しております。


2019年6月9日日曜日

ちいさな遊び

スタンダードモデルにもかかわらず、長らくショウルームになかったのPNBX型をつくりました。展示用の鞄はつくる時の思いも入れて、ある意味自由に制作します。
錠前はデッドストックの四角い錠前を使いましたが、
素敵なアンティック風になるようにいじることにしました。
先ず、金具のエッジの強かった四隅を削り、柔らかいレトロな印象にしました。
円柱だったツマミの形も丸くなり、鋲の穴も増やし、角張ってイカつい印象だった錠前が形を一新しました。錠前が変わるだけでちょっと違う個性の顔になります。
ちいさな「遊びたい欲求」が満たされてちょっと満足。
実はあるお客様にすぐに見初められて嫁ぎ先が決まってしまいましたが、来年の11月まではショウルームに展示させていただきます。気になる方はどうぞお気軽にご覧になりにいらしてくださいね。






2019年6月2日日曜日

鞄にまつわるストーリー

Fugeeの歴史の中で、一番と言っていい若い方からのご注文の鞄です。
お受けしたのは4年前の春でした。お客さまの方は納期の長さに驚き、私共は彼の年齢にびっくりした覚えがあります。最初にいらした時からこの形の鞄(PNBX型)が欲しいという明確な意思をお持ちで、いろいろお話を伺ううちに彼の人となりにも感銘を受け、お互いの理解が深まるのに時間はかかりませんでした。鞄の色も「赤が好きだから」と、個性の強い色を迷わずスパッと決められるような方はそう多くはいらっしゃらないような気がします。
4年のあいだ、時々訪ねてきてくれては近況をお話してくれるのが楽しみでした。
大人の世代にとってはあっという間の月日も、若い方たちのそれとは時の流れの質が全く違うことと思います。でも納品のとき、嬉しそうに鞄をながめながら、「好みの色が変わらなくてよかった」とつぶやいていたのが印象的でした。
これから社会に出る彼の長い人生に寄り添うもののひとつとして、Fugeeの鞄を選んでくださったことをこころから嬉しく感じるとともに、これからも彼とこの鞄の歩みを陰ながら見つづけることができれば幸せです。












2019年5月21日火曜日

ホームページをリニューアルいたしました。

ホームページをリニューアルいたしました。
私共をご理解いただく時の一番の入り口に当たるホームページを、
ご覧いただく写真の数を増やし、楽しんでいただけるように一新いたしました。
多くの方にご覧いただけましたら幸いでございます。




               


2019年5月19日日曜日

ブライドルレザーのコバ研き

簡単にできるコバ研きはなかなか無いのですが、タンニン鞣しの代表みたいなブライドルレザーもしっかり研こうとするとなかなか大変です。
出来上がったばかりの新品の状態で綺麗なコバが多いのはとても素敵です。
でもFugeeの関心事は年月が経ってどうなるかです。
だから必死になって美しくて耐久性のあるものを目指して研きます。
鞄等の革のむき出しになった切り口をダメージから守る大切なコバ研き。
鞄の耐久性、経年変化にも大いに関与する大切な作業です。
写真は研き終えたブライドルレザーと、磨かれる前のものです。






2019年5月11日土曜日

革の生命力2

革の美しさ、力強さ、あるいは繊細さはタンナー(鞣し屋さん)の力量、
美意識のなせる技で、その種類、方向性、微妙なニュアンスは
それこそ無限にあると言ってもいいと思います。
もちろんダメな革もあるのも確かです。
何かにとても向いているが他の何かには使えないというものもあります。
さらに言えば動物なので一枚一枚個体差があるのも当たり前です。
そういう素材を使うものづくりは毎回変化の連続で本当に良いものを作ろうと思ったら
決まり切った技術とかルーティーンでは太刀打ちできないものです。
アニリンカーフを使った小型のボストンバッグの完成図です。