オーダーでおつくりした、ライトハバナのFM42型です。
写真の2枚目ではそれより少し濃いコンカーで作成した
現在の展示見本の同型と並べてみました。
どちらも作る際は神経を使いますがはつらつとした美しさがあります。
最近お若い方が明るめの色でご注文なさることが多く作り手としても
うれしい思いです。
アナログな製作現場からのひとこま
ご縁があり、ものづくりの友人にかねてから誘って頂いていた掛川二の丸美術館にやっと行くことができました。
現在、特別展として「白の細密工芸ウニコール」が開催されています。鞣されて平面になった動物の革を立体にしていくプロセスをとてもドラマチックに感じられるのがこの仕立てではないかなと思います。よりふくよかに、より丸みを感じるように型紙を工夫し、パッチの下は切り込みを入れて寄せて縫い付けられています。縮ませたいところ、伸ばしたいところは革のほうにも最大限がんばってもらって、この鞄はショルダーバッグにできあがっていきます。