2016年12月27日火曜日

うわばみ?

暑かったり寒かったり、南風も北風も吹いて、不思議な質感の年末です。
年内は29日まで営業しております。

鞄のパーツを切り出したら、ゾウを呑み込んだうわばみ(星の王子さまの挿絵)みたいに見えて、思わず写真を撮りました。



2016年12月24日土曜日

本日お休みのお知らせ

都合により本日12月24日(土)はお休みいたします。
ご迷惑お掛けしますがよろしくお願いいたします。




2016年12月18日日曜日

アングルフレームの大きな鞄

お客様に革をお見せして気に入って頂き、あらかたのサイズ以外は全て好きに
作らせて頂いた2006作製の懐かしい鞄です。
革はこの当時すでに革鞣しを廃業してしまったドイツのタンナーの
ボックスカーフでヴェルディという種類のワイン色を使いました。
真鍮の金具はベースをブロックから手で切り出し、
ドロップ部は型を作って鋳物屋さんにお願いしました。
アングル状の口枠にボックスカーフを巻込むという不可能を
革を2ピースにすることで可能にした、かなりめずらしい作りです。
このアイディアは悩んだあげくに金原が考えた方法でした。
鉄の丸棒を曲げて作った持ち手の芯に革を巻き力を込めて縫いきったのは
当時仲間だった現在は銀座ORTUSの小松でした。
いい革があって、いい相棒が三人とも夢中になって作り上げた鞄です。



2016年12月14日水曜日

お休みのお知らせ

12月15日木曜日は都合によりお休みいたします。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。


2016年12月11日日曜日

色の不思議

Fugeeの定番、KM39型。
シュリンクカーフでつくる場合は、裏革も同素材でおつくりしています。
多くの場合は同色の同素材を使用しますが、showroom用の展示サンプルをつくる場合は少しだけ遊びを入れることがあります。写真の鞄は、渋いブルーの表に明るい茶色の裏を合わせました。KM39ならではのソフトな質感のフラップの裏に、表と違う色がチラッと見えるだけで微妙なニュアンスが生まれ、全体の表情も少し柔らかくなるようで不思議です。この鞄は香港のお客様に見初められ、少し前に旅立っていきました。







2016年12月6日火曜日

伝えたいこと

ほそぼそとではありますが鞄の教室を続けています。
自分たちが何に悩んで、つまずいて、どういう考えでその鞄を
作っているのかを生徒さんに見て、感じていただきたく。
そしてそれぞれの方が、ものを作るとはなんなのかを考えていただく
教室にしたいと思ってやっています。
技術で鞄はできるかも知れませんが、技術だけではいい鞄はできません。
「私だったらこの鞄はこう表現する」、それを具現化する努力を
日々私たちはしています。
生徒さんにもその面白さを経験してほしいと願っています。
(写真は毎回作ることにしている教材サンプルの鞄です。)



2016年11月29日火曜日

男性のための小さなポシェット

I pad mini と小物が入るなるべく小さく、柔らかいショルダーバッグというストイックな
ご注文でした。
じつは、シンプルで柔らかい鞄はとても仕立てに悩みます。どこまでそのままのその革の質感にたよることができるのか。同じ厚みの革を使っても、ちょっとした鞄の大きさの違いで質感も耐久性もすごく変わってしまいます。
耐久性と見た目のバランスも小さく柔らかい鞄ほどもしかしたら難しいかもしれません。

男性ものなので、柔らかさのなかにもキリリとしたものが感じられるメリハリの効いた顔になるように意識しました。

大きい鞄も小さい鞄も悩む量はさほどかわらないのかもしれないなとおもう今日この頃です。






2016年11月21日月曜日

模索、あれやこれや。

金具は鞄の顔を決める大きな要素です。
革の質感、仕立てはもちろんですがそれらとバランスがとれた
金具があっての美しい鞄です。
Fugeeではいつでもステキな金具を探しています。
探しても無い時は自作します。
自作がムリなときは図面を描いて業者にお願いします。
鋳物で作る時もあります。
そして、それらの方法を組み合わせて作ったりもします。
この写真はいろいろな方法を考えながら金具の模索をしているを所です。
でもこのやりかたは結局ボツになりましたが。


2016年11月14日月曜日

U様のカジュアルなショルダーバッグ

この鞄はほんとに出番の多い鞄で、。とU様がお持ち頂いた鞄は
4年ほど前に作らせて頂いたショルダーバッグです。
お気に入りでお使い頂くのは本当に嬉しいかぎりです。
なんでもないようなよくある形の鞄ですが型くずれがしづらく、
中の物が飛び出さないような構造になっています。
起毛していない附属革部分のベルト、リボンの一部の擦れにクリームを、。
もう、すっかりU様の色になった鞄のメンテナンスでした。





2016年11月6日日曜日

革の可能性

私達ができる事は、そしてやりたい事は、革という素材を使って
なんとかその革の意を汲もうとする事だとおもいます。
おおげさかも知れませんがその革の可能性に自分なりの
挑戦をしてみたいと思っています。
うまくいきそうな時とダメな時を繰り返します。
今回作らせて頂いたこの鞄も他の鞄と同じように反省も、いいなあ、
と思うところもたくさんある可愛いカバンです。
この鞄の重量についてのご指摘を受けました。
一言でお答えすると承知して作っております。
私達は微力ですし革も万能ではありません、それを承知したなかでなにができるか
を探ることが楽しい私たちの仕事です。
例えば、このカバンの持ち手はお持ちになった時なるべく違和感の無い、
できれば軽く感じられるものを目指して作っています。



2016年10月29日土曜日

鞄の表現

少し技術的な話になりますが、
これは「美の壷」に出させて頂いた鞄のパッチを縫っているところです。
光の加減で少し強調されておりますがステッチを絞ったところから
フワッと膨らんでいます。鞄を作る方は皆さんなさっていると思います。
あまり極端にふくらむと不自然でイヤラシいものになります。
とても微妙な部分ではありますが鞄全体の質感を表現するには
非常に大切なところです。
「普通の鞄だけれどどこかが違う」という雰囲気が感じられたら、これも
要因のひとつだとおもいます。
鞄の表情を左右するものでもあるので毎回作るものによって悩むところです。


2016年10月20日木曜日

お休みのおしらせ

都合により10月21日(金)、22日(土)はお休みいたします。
ご迷惑お掛けいたしますがよろしくお願い申し上げます。


「美の壷」 人生を共にする旅行鞄

NHK BSプレミアム 「美の壷」 ー 人生を共にする旅行鞄 ー が
明日 10月21日(金) 夜7時半にあります。
Fugeeもボストンバッグの制作行程を撮影して頂きました。
オーダー> 鞄の想定画> 原寸の図面> 試作> 本作革のカット> 
部品作製> 組み立て> 完成  という行程を撮りました。
お客様にもご協力をいただきありがとうございました。
たくさんの方にFugeeの鞄作りを少しでも知って頂けましたら幸いです。
番組中の一部の出演ですがどうぞご覧下さい。



2016年10月16日日曜日

セミオーダーの小物たち

ご注文頂いた定番小物たちを少し並べてみました。
素材、色、によってそれぞれの特徴がでています。
小物作りで気を配るのは鞄とくらべてあらゆる角度から
全てをじっくり見られるものだというところでしょうか。
鞄はずいぶんお待たせするような状況なっておりご迷惑をお掛けしておりますが、
小物のセミオーダー(定番小物の素材違い、色違いのみ)は年に一度その年の
ご注文の時間をとっておつくりしております。
詳細はお問い合わせ下さい。



2016年10月10日月曜日

A様のPNBX型ショルダーバッグ

鞄はむずかしい。
私達がカジュアルな鞄と位置づけたこの型のショルダーバッグは
茶系や明るめの色で作ることが普通です。
錠前もそれらしく小さめの丸だったり、カジュアルな雰囲気のものを使っています。
今回は革はブライドルレザーの色は黒、錠前は小さめの角型です。
どういう鞄になるのかちょっと不安、ちょっと楽しみ。
出来てびっくり、全くちがう雰囲気の存在感の強い美しい鞄になりました。
オーダーされたのは前回の小型のボストンバッグを作らせて頂いたA様です。
いつでも頭の中を柔軟にしていなければいけないなー。



2016年10月5日水曜日

A 様の小さな口枠鞄

男性の鞄のなかで必要性がとても高いのに良いものが見つからない。
そんな分野に、出かける際の身の回りの物を入れておく素敵な鞄
というのがあるように思えます。
女性のハンドバッグよりは大きい、その方の体にあわせたサイズで
持ち手の付いたキリッとした鞄。
これは口枠の小振りのボストンバッグ、カジュアルな服装でお持ちになるもので
大きさもプロポーションも、ご自分が持ちやすいものをご提案いただいて
検討、制作いたしました。
サイズ、プロポーション、色、革、金具、仕立ての方向、持ち手等変化することで
ダークスーツ、カジュアル、冬のロングコート、春の軽いスーツ、
れぞれのシーンで素敵に持てる鞄があるはずです。
ソフトなトートバッグ一辺倒の昨今ですが、少しキリッとしたいときのバッグ、
魅力的です。





2016年10月4日火曜日

お休みのお知らせ

本日10月4日(火曜日)、急ですがお休みいたします。
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。

2016年9月28日水曜日

Fugee がスタジオに!?

おびただしい数の機材が運び込まれ、まるで「スタジオ」のように変身した
Fugee のアトリエ。テレビの取材は過去にも何度かありますが、こんな大掛かりなチームははじめてではないでしょうか。
それにしてもほんとうにびっくりしたのがこの撮影クルーの仕事っぷり。シナリオを読みどういうものを撮りたいかディレクターから簡単な説明を受けたとたん、なんの口合わせもなくそれぞれもくもくと動き出します。何をどう撮る為にどんなふうにカメラを向け、どんな照明をどういうふうに当てるのか。口数も少なく、いろんな道具や機材を出したり入れたりしながらあっという間に場がつくられ、モニターに美しい画面が浮かび上がります。明確にしたヴィジョンに向かっての鮮やかで的確な動きには無駄がなく、そして美しい。プロフェッショナルでした。
大きな口枠の鞄が出来上がるまでの様子を日を開けて、三日間の撮影でした。
番組は NHK の「美の壷」、10月21日の放送予定で、テーマは「旅行鞄」とのことです。





2016年9月23日金曜日

ボックスカーフの KM39

地域にもよるのでしょうがパリでエルメスの鞄を見つけるのはなかなか難しいものです。
たぶん東京都心の方が簡単に見つかるでしょう。
それだけたくさんの日本人に愛されているということでしょうか。
ところでFugeeの鞄ですが、私は今まで都内に出かけて行って自分が作った鞄を見たのは
数度しかありません。一度は新宿駅のホームで、向いのホームかなり遠くでしたが手染めのゴートのダレスバッグでした。
ウワッという衝撃が走るほんの一瞬でしたが当然一目でそれとわかりました、
お客様のことも。
この鞄もボックスカーフの黒にスターリングシルバーという
美しい組み合わせのものです。
何年も月日がたって町のどこかでハッとする出会いをしたいものです。



2016年9月18日日曜日

お休みのお知らせ

都合により、9月19日(月曜日)はお休みいたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。


鉢植えに遊びに来ていたカマキリを発見。なんとカメラ目線を!!

2016年9月12日月曜日

E様のスリムなダレス

6年使用されたダレスバッグが里帰りしました。
作り手にとって、何かあたらしい事がわかるかもしれない嬉しい瞬間です。
マチのあり方、錠前のベロの厚み、錠前の位置、持ち手のプロポーション、革の種類によっての表現の違い等々。
Fugeeの鞄はどれも毎回初めて作る鞄として制作します。
定番の鞄も例外ではありません、毎回微妙に違います。
クオリティーの為の実験をしている、と言うより
単純にもっと良いもの、美しいものを作りたいというおもいでの試しをする為です。
ブライドルレザーを使用したこの鞄は大変丁寧にお使い頂いているようすでした。
特別な問題のない状態でしたが部分的なコバの磨き直しをして、
小さなキズをなだめながら全体にクリームを丁寧に加えました。
お客様による日頃のお手入れはとてもありがたいことです。
時々、作り手目線でのメンテナンスもさせて頂ければ
気持ちよくお使い頂ける時間はより長くなると思います。





2016年9月3日土曜日

ブルーグレイのPM40

革の鞄のクオリティー、美しさはやっぱり素材の力だとつくづく感じさせる鞄です。
日本の色で言うと紺鼠というんでしょうか。
少し厚手でシボの美しく出たゴートとブライドルのコゲ茶の組み合わせです。
これはお客様のご注文で作らせて頂いたPM40ですが、上品な安定感を感じます。
シャープな美しさを感じられるスエードの同型鞄とは全く違う顔のものになりました。
革の可能性をしっかり認識しなくてはもったいないとあらためて思います。







2016年8月28日日曜日

赤トンボとホッキョーさん

春が進んでもなかなか目を覚まさず、ああもう死んでしまうのだろうかと毎年おもう。
でも汗だくの季節になると急にものすごい生命力をみせる、
うちではホッキョウさんと呼ばれているマダガスカルジャスミン。
故郷のマダガスカルはどんなところなんでしょうか。
Fugeeが渋谷から要町に引っ越した時にお祝いでいただいたので、
今年の夏で5年目をむかえます。(もうそんなに経ったのか!)
それから、ちょっと判りづらい写真ですが葉っぱの上の方、赤トンボが見えませんか。
友人の「人形の個展」で人形の周りを素敵に飛んでいたやつを頂きました。
真夏の仕事に安らぎを与えてくれていました。
不死身の植物と素敵な赤トンボと頭から湯気が出るほど忙しかった8月のカレンダー。
でも、そろそろもう秋の気配。


2016年8月22日月曜日

オーソドックスなダレス(2)

長らく欠品していたピッグスキンのDB43型ダレスバッグ(定番型)ができ上がりました。
イレギュラーですが持ち手の形状を変え、錠前をスターリングシルバーの新作に変えて
制作してみました。美しい鞄になりました。
オブジェでしたら作った時のままですが、、モノを入れて運ぶ為の実用品である鞄は
ご主人が決まればその方との長いお付き合いがそこから始まります。
そして、曲げ伸ばしの繰り返しや引っぱり、圧縮等の外的な力によって
革の繊維がほぐれ、新しい時には無かった曲線が現れてきます。
表面にキズもつきます。
しかし、多くの場合それらをなだめるように汚れを拭きはらいクリームを塗る、
いわゆるメンテナンスをすることで、使用している方ならではの、
新しいときにはなかった風合いが出てくる、革はそういう素材なのです。
その種類、それを扱う職人の考え方による仕立ての方向によって、
経年変化の様子が全く違って来るのも又、革なのです。
それはそれは、面白い革の鞄の世界です。




2016年8月16日火曜日

オーソドックスなダレス

昨年、友人から譲ってもらったこの美しいピッグスキンを眺めては、
胴がまるく湾曲するタイプのダレスをつくりたいなあとずっと思い描いておりました。
明るいベージュ色ですし、やっぱり糸は白にきまり。
コバもうすめにすこし繊細にキリリとつくりたい。
となると金具も銀がいいなあと。でもFugee定番の金具だと少しゴツい。
じゃあ、と思い立ちゴリゴリ切ったりロー付けしたり。
持ち手も、よりクラシカルな印象になることを狙って磨きの仕立てに。





2016年8月6日土曜日

チビニ生活

おびただしい数の15cm定規、当工房は作業員2名の工房なのに。
この定規はある種の工場の作業員にとっては必需品です。
ご覧の先の丸い穴に長さ40cmほどの紐を止め、
反対側をクリップに結びつけ胸ポケットの縁にそのクリップを挟む。
定規の頭を胸ポケットから少し出して、、。
裏を見ればネジの下穴径とかメートル、インチ等の換算。いざという時本当に便利。
実は当工房でも出番は非常に多く、いちばん多いのはシンメトリーであることが多い鞄の
左右の微妙な差異を測ること。簡単に言うと金具が真ん中に付いているかを測ります。
この定規も少しずつ発達?していて,左右の表示ともミリの半分の線が無いものが増えた。
(老眼はこれでなくては使えない) 
今は表だけでなく裏も同じ様にミリ単位の定規になっている「いい」ものも出てきた。
こんなに持っているのは歴代の定規を数本ずつ買ってきたのと進歩が早いという事です。
何故か当工房ではこれをチビニと言います。
「すみません!チビニ取ってください」「チビニの"いいやつ"頼む、取って」「チビニ、
はやく〜、違う! いいやつ!」と近くにいる者に頼むことが多い道具です。
収集癖があるわけではありませんが小さく薄い為紛失も多いので、
たくさんあればあるほど安心なやつなんです


2016年7月30日土曜日

N様のグリーンコレクション

もう長い年月のお付き合いになるN様がメンテナンスにお持ち頂いた鞄達です。
お客様とのお話は私どもにとってはご希望、お好み等をお聞きし理解する、
あるいはこちらから革の性格、特徴、又仕立ての事などをご理解頂く真剣な
瞬間であるのはもちろんですが、一番大切な事はお客様と気持ちを通わせる
楽しい時間にすることだと思っています。
私どもが鞄のことを自分達の限界までつきつめて考えられるとしたら
そのエネルギーは楽しい会話を通してお客様をより深く理解するところから
生まれるのだと思います。
一言で言えば「この人の為にどういう鞄ができるだろうか、、」ということでしょうか。


2016年7月25日月曜日

お休みのお知らせ

7月26日(火曜日)、27日(水曜日) はお休みいたします。
ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願いいたします。



アトリエのベランダから見えるサルスベリの木に花が咲き始めました。


2016年7月18日月曜日

カメラのための鞄(6)

持ち手がメインの鞄ですが、万が一の時にも床に置きたくないというお客様のご要望で考えた簡易ショルダーストラップです。
当初は、横マチに金属の管のついたブラケットをつける予定でした。でも、正面ではないにしろ、美しく仕上がった鞄の横顔には何も付けたくはない。できれば鞄本体にも。。。鞄本体が出来上がってお見せしたところ、お客様も同じご意見でした。
そして、最終的にこんなかたちにまとまりました。華奢なので、万が一の時にしか使えません。でもスリムなので、鞄の中に入れても場所をとりません。

それ自体取り外しができるインナーは、渋いブルーグレーのスウェード。
ウレタンをスウェードでつつんだつくりで、仕切りは移動できるようになっています。
同じスウェードでつくった小さな巾着袋にショルダーストラップを入れました。
万が一の時のお守袋のような存在感です。

ビスポークならではのユニークな鞄になったとおもっています。








2016年7月14日木曜日

お休みのお知らせ

都合により7月14日(木)、15(金)はお休みいたします。
大変ご迷惑くをお掛けいたしますがよろしくお願いいたします。



2016年7月12日火曜日

カメラのための鞄(5)

作りてとしてのオーダーメイドの本当の面白さは
限界を狙った新しいやり方への挑戦です。
お客様のニーズに沿った全体の機能、バランス、その為の革の選択、
革の美しさが映える形、ディテールとそれを具現化できる方法。
機能は形につながります、そして革や金具の質感につながります。
さらにディテールにつながり、それを可能にする技術につながります。







2016年7月5日火曜日

カメラのための鞄(4)

鞄が徐々に姿をあらわしはじめると、我々のテンションもどんどん上がります。
まだ縫い止めてもいないパーツどうしを手でくっつけて、出来上がりをイメージしながら「うわーかっこいー」などと興奮したりしながら、モチベーション上昇です。
(この素人っぽい興奮ぶりは何年やっても変わりません) 
上の写真は、横顔の意匠のポイントともなる真鍮のパーツが出来てアール部分の沿いを確認しているところです。