2012年9月30日日曜日

FO44型

昨年、Fugee standard line に加わったばかりの新しい定番の形。
本の編集のお仕事柄、書籍を持ち歩くことの多いH様にセミオーダーいただきました。
鞄は趣味性の高いものなので一方向の視点だけで優劣は決して付けられません。
しかし、この鞄の形は、今回柔らかいカーフのシュリンクで作っていますが、
私共の定番の中でも最も型くずれの少ない仕立ての一つと言えます。
ですから、胴は比較的柔らかいのですが少々多めの荷物にも耐えます。
力が持ち手の根本で胴体の4カ所に分散され、胴のベルトがその重量を支える
構造になっています。負荷がどう掛かっていくかを考える事は大切な事です。
もちろん外見は同じでも重たい物を常に持たれるお客様とそうでないお客様とでは
仕立てる視線をだいぶ変えはしますが。
私たちにとってはセミオーダー、フルオーダーどちらも持たれるお客様を
イメージしながら作る楽しい作業です。