2014年11月29日土曜日

私の宝物

革を扱う職人は皆さん持っている機械がミシンと革漉き機です。
この革漉機は34年程前に中古品を譲って頂いたもので、
以来毎日のようにお世話になっています。
私の記憶に無いのでたぶんこの部品をいじるのは私共のところに来てから
初めてだと思います。音が大きくなったのでベアリングを交換しました。
下の写真のベルトが掛かった、向きを変えて並んでいる小振りのローラーの
ベアリングです。
おかげさまですっかり音も小さくなり快調な動きになりました。
年月を経たこの機械の部品もだんだんと手に入らない物がふえてきているようです。
それにしてもちゃんと作られた機械はすごいです。
消耗品を取り替えて、油を注しているだけなんですがどこも何ともありません。
ちなみにこれは西山という小さな町工場が作っていた機械で、
「漉き機のロールスロイスだ」という話を何度も耳にしたことがあります。