2015年5月25日月曜日

革部、ちいさい検討の数々の日々

金属部品製作の一方では、革をどのようにして木枠に貼っていくかを決めていく作業、
コーナーパッチの試作、中に付く込み入ったポケットや仕切り板の検討などを
地道に進めていきます。
コーナーパッチの大きさや形は、トランクの顔を決める重要な要素のひとつです。
今回は、今までやったことのない形にトライしたく、提案させていただきました。
大きさや厚みのバランスを含め、縫い付けたときに不自然なラインにならないような型紙になるまで、じっくり時間をかけました。
そのぶん美しいバランスのものが出来たと思っております。
部分試作と検討の日々は地味で長く、実際の鞄のパーツが出来上がっていくわけではないので、モチベーションがなかなか上がらないのが現実です。
でもだからこそ、出来上がったときの美しさが想像つくくらいまでのリアルな試作に
もっていくことが自分の士気を高めるためも必要なことと考えています。