2017年5月12日金曜日

厚い山羊革をひっくりかえす

平らだった革を裁断し、立体になることをイメージしつつ、
そうなるべくいろんな操作をあれこれ考えながら作業をすすめます。
でも、胴体どうしを中表に縫い合わせてひっくり返すまでほんとうの姿は
現れないのが、この仕立てのおもしろいところ。
上の写真はひっくり返す前の前胴、次のは背胴。
そしていちばん下の写真がひっくりかえしたあと。
鞄のほうは涼しい顔をしながら当然のようにプリッと立体になってくれていますが、
厚い革どうしを裏返しで縫い合わせた鞄の狭い口元から、
全てを引っ張りだし、ひっくり返す時のつくりてといったら、
実は汗をかきかき必死です、、。
なもので、写真は毎回撮り忘れてしまうのです。