2018年1月27日土曜日

真鍮フレームの鞄 2

高機能で使い勝手を重視するものが求められる時代に逆行するところもある
Fugeeの鞄作りですが。
使用する方にとって鞄が革であることの意味はどこにあるのかと考えると、日々の使用の中から出てくる愛着や自分の生活の一部という感覚が他の素材と比べて強いというのもそのひとつだと思います。それが自然の素材の素晴らしいところでしょう。
なんと言っても経年変化とはそれが朽ち果てていく過程なのですから。
それさえも美しいのです。
その仕立てが未来の美しさも含めて考えられたものであったらなおさらです。
Fugeeはそういう鞄が好きです。
だから自分たちの試行錯誤を続ける意味もあると思っています。
愛着が湧いて長く手元に置いておきたいと感じられるものは、
意志を持った人間の手でしっかりとつくられたものであると信じているからです。