とお客様がおっしゃる鞄は店の棚に展示してあった銀の錠前のKM39型、
黒のシュリンクカーフで、2007年にお買い上げくださったものです。
今回初めてメンテナンスをさせていただきました。
自分達のコバの磨き方、裏打ちの仕方、革の限界等、勉強になります。
大切にご使用いただいていることが大きな要因ですが、
常々「少々の重さには耐えるよう作ってあります。」とお客様に
申し上げている持ち手とその付け根部はほとんどヘタレがなく、
又、鞄全体のコバの艶にもやつれがなかったのは大きな自信になりました。