FugeeのFL46型の持ち手です。
手前味噌ですがこれほど意志を持って革と相談しながら作る持ち手はあまり見ません。
持つ方に合わせた微妙な太さの違い、重いものを長時間持って疲れない握りの形状、
決して壊れないしっかりしたつくり、苦労のあとを見せないさりげないどうってことなく見える仕上がり。
鞄をつくり始めたばかりの頃、量産の限界はあるもののアンティークの鞄にそういう意思のある持ち手を見て気持ちの高揚をおさえられませんでした。
説明は微妙なのであまり書けませんが一つ言いますと横から見た下端のラインが両端のループの手前でえぐれず先端まですなおにつながる持ち手です。
持ち手を研究されている職人の方には一目でお分かりになると思います。