時々ではありますが夢中になれる我を忘れる仕事が入ることがあります。
今回のこの黒い箱は一言で言えば茶箱です。
パーソナルな茶道具を納め運ぶ為の革の箱になります。
写真は上から図面、内箱ありの時の蓋、内箱なしの時の蓋を閉めた様子です。
制作の一年弱前から検討に入り図面を描き始めました。
あるメゾンに検討を依頼したと言うお話をお聞きして俄然「これよりいいものは何処にもない」と言うものを作ることにしました。
制作工程はいつもと同じ図面検討(いつもより時間がかかりました)、木部打ち合わせ発注、試作検討(これも長期にわたる作業でした)、本作(神経を研ぎ澄ましたほとんど進まない作業の日々が延々と続きます)。
でもできるんですね。
面白い仕事でした。
仕事の内容等を少しずつご紹介していこうと思います。