シュリンクレザーとエレファントを組み合わせたボストンバッグです。
この鞄もFugeeの定番としてデビューしてもう随分になります。
今でこそファスナーを使った定番はいくつかありますが、そうなるまでには
色々ありました。
今の国産ファスナーの素晴らしさは言うまでもありませんが、
以前のファスナーは機能一辺倒でなかなか美しいものは無いのが実情で、
スイスのものを探し求めて使ったりしました。
更に時を遡り私が鞄を始めた頃の名人と言われるお年寄りの話に「チャック物は安物」
と言う言葉がよく出てきました。
当時はまだまだ完成度のないものだったのだと思います。
私が始めた当時もそういう感じはまだ有り、長い間ファスナーものを積極的には作りませんでした。もう三十年以上も前の話です。
何はともあれ写真は両開きファスナーを使った人気者ボストンバッグの
サイズの大きい方です。
セミオーダーで上品な革の組み合わせをお選びいただき作らせていただきました。