2024年2月8日木曜日

月初めのFugee

 その月につくる鞄の材料を切り出しているところです。
ものにもよりますが、ひとつの鞄に使う材料は出来上がった鞄からは想像つかないほど多い時がほとんどです。目に見える表地と裏地になる革、全体の裏打ちにつかう革、部分的に補強につかう革、持ち手の芯などに使う革、などなど。もちろん全て厚みの調整は行うので切り出した時の革の質量は無くなるのですが。当然ながら毎回違う革の個性と向き合いながら、この鞄のこの革にはどうしようああしようと、何かと議論のたえない月初めの風景です。