2022年3月8日火曜日

型入れ

ボックスカーフのダレスバッグを型入れしています。
毎回型入れは難しい作業でこれでこれからの制作工程の性格というか癖のようなものがきまります。革は元々動物ですから部位によって性格が全くちがいます、それを鞣し仕上げる工程で引っぱり伸ばして平面にし、均一な雰囲気に表面処理等をほどこしたものです。どの部位をどう使うか、部分が必要とする強さは保てるか、柔軟性は保てるか、部分によっては弱さが必要な所もあるのです。
型入れが済むとどっと疲れてお茶を頂きます。
包丁を入れた革の感じを話し合い、厚みの調整具合をどこにもっていくか、出来上がりの全体のイメージはこうなるだろう等を互いに了解し合います。