2024年5月13日月曜日

最近の仕事から

定番のFL46、ブライドルレザーの二色使いです。
一つは黒の胴にグリーンの付属部品で金具はスターリングシルバー。
もう一つはネイビーの胴に黒の付属、金具はブラスです。
それぞれ、ご注文頂いたお客様の個性がひかる鞄です。













2024年4月30日火曜日

魅了されます。

鞄を作る時それに合う素敵な金具をつけたいと毎回思います。
既製の金具を思い浮かべて合うものがあればいいのですが
なかなか思ったものがないこともあります。
そんな時は簡単なものなら自作することにします。
ただそれは本当に簡単なものに限られ、錠前のように複雑なものはなかなかできません。
アンティークーの錠前をバラしてみるとファンタジーを現実のものにした先人の知恵とロマンを感じます。魅力的な動きをする部品に毎回驚きの声をあげそうになります。
軽い、何万という繰り返しに誤動作がない、壊れない。
そんなもの、1週間とか1ヶ月間その時だけ急に考えてたどりつけるものではないのです。 












2024年4月11日木曜日

4年半ぶりの息抜き半分の旅

 3月後半から先週にかけて、4年半ぶりにフランスに行ってきました。以前は毎年恒例のようになっていた仕入れを兼ねた息抜きの旅。コロナや戦争や円安などあり、なんとなく尻込みしていましたが重い腰がやっと上がりました。
いつもはたいていゆっくり滞在することが多いパリですが、あまりのホテル代高騰のため2泊のみにし、以前から行ってみたかったフランス中南部の鞣し屋さんのある田舎町へ電車で向かいました。鞣し屋さんとの約束の日の朝、宿のカーテンを開けるとなんと雪が積もっていました。バスで向かいましたが、何故か途中でUターン(!?)慌てて降りてまだ雪の溶けてない歩道を2キロ以上歩いてやっと到着しました。
2枚目の写真は同じ日の午後。春の天気は目まぐるしく、キリッとした気持ちの良い1日でした。
旅のおたのしみであるごはん。地元のお肉屋さん、地元の酒屋でその地方のワインをえらび、スーパーの地元コーナーでチーズや野菜を買って簡単調理で幸せな夕食。 世界はどこでも都会を離れるとみんな驚くほど親切でやさしい。その余裕はゆったりした生活があるからなのだろうか。。。
ハードスケジュールな割には帰国後、時差ボケもほとんど感じず、満たされた気もちで仕事に復帰できました。
やっぱり息抜きは大事!!









2024年4月7日日曜日

真っ赤なアタッシェケース 4

ショッキングな赤いアタッシェケース。
そして同じくらいショックな蓋を開けた時の黒と赤のコントラスト。
この鞄の場合の私たちのこだわりはとにかく仕立てをキリッと。
ドロッとしたところ締まりの無いところを絶対に作らないという事です。
ポケットの物を押さえる為、上からホックのベルトはどうだろうと相談されましたが、
よくないと力説。
入れるものが決まっていれば飛び出さないくらいのゆったりした締まりでポケットを作るからと説明し、使っていない時のブラブラの美しく無い状況をご説明させていただいた。
納品前の状態でご来店いただけるというのでお待ちしているとなんとシャンパンを
片手にお出でになりました。
初めての嬉しい経験でしたが鞄の展示室からあわてて隣の作業室に移動。
美味しい乾杯をさせて頂きました。




 

2024年3月21日木曜日

真っ赤なアタッシェケース 3

持ち手はトサカの部分をすくい縫いした手にして小ぶりなアタッシェに合わせて
優しいイメージにしました。
この手は長い期間使用しても芯の革がズレたりしないよう工夫がしてあり、
綺麗に作るのは少し難しい持ち手です。
錠前は一度全てバラバラにして研磨し、再度組み立てる。
表の革は接着作業をしながらのカットやスキを一切しないようハメころしの寸法で作るため
前段階での部分シュミレーションと型紙作りは神経を使います。
以上はいつものやり方ですがやっぱり進行具合は遅いです。







2024年2月29日木曜日

真っ赤なアタッシェケース 2

ごちゃごちゃっとした作業風景です。
お叱りを受けるかもしれませんがこういう状況が大好きなんです。
頭の中は、新しい何か、アイデア、想い、出来上がった時のイメージ、色々なもので
まさに湯気がたっています。
夢中です。
それらを前に進め具現化することに比べたら他のことは全て些細です。
途中で、絵を描いたり計算したり、、。
組織の中でこういう事は無理ですよね。
個人店でよかった。
ちなみにこれらはアタッシェの蓋オープンのストッパーの設計と取り付けです。









 

2024年2月22日木曜日

真っ赤なアタッシェケース 1

スペインの映画監督にご注文いただいたアタッシェケースです。
革はイタリア、タンニン鞣しの鮮やかな赤。
大変気に入って頂き完成を祝ってシャンパンで乾杯までして頂きました。
さすが情熱の国です。
出来上がりは派手で美しいですが作業はいつものとうり地味な作業の積み重ねです。