2022年10月1日土曜日

長財布とドル入れ

 同素材でオーダーいただきました。
クロム鞣しの革でおつくりすることの多い長財布ですが、ご注文頂きましたM様のご希望でブライドルでお作りいたしました。
鞄も含めて革で作品をつくるとき「革の鞣しは何か」というのは仕立ての方向を決める大きなポイントです。
もちろん鞣しによる革の選択の他にも作る方向を決める要素はたくさんありますが。
今回はブライドルレザーつまりタンニン鞣しになります。
ところで、長財布はクロム革が多いと書きましたが反対に、上に乗っている馬蹄型の小銭入れ(通称ドル入れ)はタンニン鞣しの特徴をうまく生かした仕立てのもので、クロム鞣しでの仕立てには基本的には向かないと思われます。
手縫い独特の縫い方で立体を作って行くというのも面白い特徴です。



2022年9月25日日曜日

ラゲッジタグとKM39

お買い上げいただいた鞄(KM39) と共革でつくらせていただいたラッゲッジタグです。

着けることによって見慣れたシンプルな鞄の顔が少し変わり新たな気持ちになりそうだから注文を検討しているというお客様からお電話をいただきました。嬉しいことです。
来年の6月までの小物のご注文は来年の9月の納期となります。




 

2022年9月17日土曜日

秋の訪れ

毎年夏にまとめてつくる小物の制作が一段落すると、
秋が来たのだなとカラダもキモチも自然と切り替わるようになっているFugeeです。

いろんな動物それぞれの革の持つ特質やテクスチャーを感じながら、
仕立てのしかたも微妙に変えます。
そうやって出来上がってくるものたちはどれもそれぞれのいい顔をみせてくれます。


 

2022年9月6日火曜日

山羊革の真鍮口枠鞄(7)

山羊革の真鍮口枠鞄が完成いたしました。
厚手のタンニン鞣の質感と真鍮無垢で作った口枠のバランスは非常に美しいものになりました。
お使い頂くB様のイメージに合わせて若々しく繊細な作りを目指したのも良かったと思います。
使いこまれたこの鞄を想像するとドキドキしてきます。
お客様のご好意により9月過ぎまで納品を猶予頂きました。
ご興味のある方、ご覧になりたい方は是非ご連絡下さい。
これからも技術なぞという制作の範囲を狭くするものを無視した広がる鞄作りをしていきたいと考えております。




2022年9月1日木曜日

山羊革の真鍮口枠鞄(6)

諸々を終えて本作に入りました。
ここでは素直に丁寧に組み立てて美しく仕上がる事をめざします。
悩むだけ悩んだあとなので作業はスムースに進みます。
とは言えいろいろ気になる所はありますが。
もうすぐ完成です。






2022年8月25日木曜日

山羊革の真鍮口枠鞄(5)

今回は鞄のプロポーション、質感にも時間をかけました。
比較的小振りの革の種類に入る山羊革を素材とし、書類入れとしてお使いになるとのお話でしたので胴のつなぎの位置、そのライン、全体のバランスを細かく検討しました。
図面検討後4回の試作でした。
ちなみに手前の最終試作で作った型紙はそのまま本作のものとなりました。






2022年8月20日土曜日

山羊革の真鍮口枠鞄(4)

調整中の錠前部分、そして開閉のプッシュボタンです。
調整が終わればいよいよ同時に進めている本体の試作との組み合わせをめざします。