2021年7月31日土曜日

クロコダイルの時計ケース(6)

ケースが完成して時計をセットさせていただきました。
奥の蓋のついた箱のようなものはリング等小物を収納しておく為のものです。
又、時計のベルトも同じクロコで作らせて頂きました。
(時計ベルトは現在はご注文をお受けしておりません)
立体を美しく表現できる手縫いという方法に改めて感謝したい思いです。


 


2021年7月24日土曜日

クロコダイルの時計ケース (5)

本体のステッチは手縫い独特の入れ駒という縫い方をしておりますが
入れ駒でも特別ストロークの長いものでまとめています。
金具はスターリングシルバーを使用しました。
蓋の上は角材を折り曲げロウ付け、つまみ部分は平板を曲げてカット穴あけ、
つまみを差し込む球状のギボシは特別にお願いして旋盤で挽いて頂きました。
クロコのベルトのテンションで蓋がロックされます。
もちろんベルトは伸びていかない工夫をしてあります。
ロックのつまみ部分にふっくら膨らましたクロコを縫い付け完成です。









2021年7月14日水曜日

クロコダイルの時計ケース (4)

外側が完成に近づいてきました。
作業過程の面白いところを少ない写真でわかりやすく正確にお知らせするのは難しいです
どんなものもそうだと思いますが、緻密で美しくて、耐久性や外的な力から耐えるよう
作るのは大変です。
あれこれ山のような問題をあーだこーだとさんざん考え、絵を描いたり部分のあり方を
いろいろな方法で試し、絵にして又試し、さらに又悩みます。
大筋が決まったら図面を描き試作、テストピースを作り微調整、、。
本作が始まりじわじわと形になって全体の形を表してきます。
胸のドキドキもじょじょに激しくなっていきます。
うまくいく部分もダメな部分もまあまあな部分も悔しい部分も色々現れます。
楽しいですね。
出来上がるまでは自分の手の中でなんでもありの作業、
表に出すまでは途中がどんなものであろうと自分だけの世界です。 






 
       
          







 

2021年7月7日水曜日

クロコダイルの時計ケース (3)

よく「仕事は段取りが9割」と言われますがこれは特にその傾向がつよいケースです。
図面検討から始まって、外からの力に耐えるよう仕立てをどう工夫するか。
クロコの斑をどんな具合に合わせるか。
ぐるっと輪になったケースの胴部をどう処理するか。
それらを綿密に決めてから作業に入ります。


 

2021年6月27日日曜日

クロコダイルの時計ケース (2)

 骨董品でもたまに馬蹄形のケースを見る事があります。
丸い形は力の配分がバランス良く安定して蓋と胴とのハメ合いに最適です。
難点は開閉のための蝶番を曲面では作りづらい事です。
ですから前の方が丸い形で後ろは直線であることががこの種類のケースに
最適な形状になります。







2021年6月20日日曜日

クロコダイルの時計ケース (1)

以前展覧会のおり展示品の一つとしてクロコの馬蹄型小物ケースをつくりました。
それをご覧になられたお客様からそのケースをベースにした
ご自分の大切な時計を入れるケースをというご注文をいただきました。
革はダークグリーンのクロコを使います。




         

                                 





2021年6月11日金曜日

憧れのカバン(2)

鞄が開くところをお見せいたします。
どうも金具に書いてある文字からドイツのもののようです。
こういう面白いものは色々な分野で見られるものなのでしょうが
思わずニヤっとするような機構を鞄にもつくった昔の人に敬意を評したいです。