Fugee 鞄話色々
アナログな製作現場からのひとこま
2024年10月21日月曜日
大好きな棒屋根鞄続き
今回の鞄の図面です。いつも原寸大で描きます。
他の口枠の鞄にも当てはまる事ですがとても面白いのが鞄を閉じた時と開けた時に革が
大きく動く部分があってそれらの形状、距離感等が鞄の形状を保つ重要なポイントになっている事が多いという事
です。
時にはかなり激しい動きになる部分もあるのですがそれに追従してかつ耐久性を保つ
革はやっぱり素晴らしい素材です。特に象革は大好きです。
2024年10月6日日曜日
大好きな棒屋根鞄
大好きな棒屋根鞄の作成です。
今回はお客さまご希望の少々小振りのアンティークの枠を使用した棒屋根です。
上の写真が古い手に入れたままの鞄で、下はフレームや金具等をきれいにしてもう一度
デザイン、設計をやり直して完成した鞄です。
何回かで出来上がりまでの工程をお見せしたいと思います。
2024年9月20日金曜日
夏の終わり
もうすぐ秋分の日だというのに暑い日が続いておりますが、今週末からいよいよぐっと気温も下がるとか 。
Fugeeでも、毎年夏恒例の小物制作期間がなんとか終わります。
徐々にお渡しが終わった物もありますが、ご主人のお出でを待っているものが
束の間展示スペースを占領しております。
楽しかった細かいテクニックを考える時間は終わり次は大胆な考えや捉え方が要求される鞄が待っております。
2024年9月7日土曜日
籠型鞄
定番になりました。
ブライドルレザーで作られたカゴバッグは質感の良さに魅せられたお客様のご注文を
頂くようになりました。女性のお客様で持たれたいとのご要望がありその方用に少しだけサイズを小さくしたものも作るようにしました。
ブライドルの重厚感をそのままで、サイズを小振りにすれば軽量化もねらえるか、、。
少し軽くなりました。
それでも世の中のトートバッグと
比べたら重いのですが。
2024年8月24日土曜日
この持ち手の場合...
鞄の持ち手にもいろいろありますが、
この持ち手の場合は特に、
中に入っている革の芯にできるだけ近く縫える限界の場所を狙って
パンパンにキツく、、、、
糸をしぼる手の痛さを我慢しながらキツくキツく、、、、
そうやって出来上がるこのハンドルは当然ですがカチカチに硬くて真っ直ぐ。
とてもじゃないけど簡単に曲がるようなシロモノではありません。
タンニン鞣の革の特徴を生かし、水で濡らして紐で縛り1日以上寝かして
曲がるクセをつけます。というより水分を飛ばしつつ固める感覚に近いです。
2024年8月10日土曜日
好きな作り方
カードをたくさん入れる物を、、というご注文で以前つくらせていただいたものです。
使用の際の難点もありそうですが、私としては作っていて面白い物でした。
45年ほど前革をやり始めた頃小物の名人に手ほどきを受けた事があり、技術的なことは
何も覚えておりませんが名人が作り出す物のイメージは今も頭のどこかにこびり付いて
います。思わずニヤっとして
オーと声を上げたくなるような繊細さを忘れられません。
そんな名人には及びませんがニヤニヤしながら作った物です。
2024年7月31日水曜日
2024 夏、
なんと明日からもう8月!
暑くなって久しいのに、庭のサルスベリは何故か咲き始めたばかり。
今年は出だしが遅いようです。
Fugee の夏の恒例、小物制作のほうはいい感じに始まっております。
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