2026年7月29日水曜日

卵のようなボックスカーフのショルダーバッグ

ショルダーバッグです。面白い作りのものです。
革はボックスカーフ、形は卵のように何処にもエッジ部がありません。
剛性を強めた耐久性のある鞄を目指しております。
10年ほど前に一度作った鞄ですが、又ゼロから考え直しです。
我ながらよくこんな鞄を考えたなというような笑ってしまう仕立てです。
色々なところが変わったデザインのように見えますが単なる形の面白さを
狙ったモノではなく平面になった動物の革を使って作るとある意味
構造的な必然でにこんな感じになります。
しなやかさもあるボックスカーフはこういうモノを作ると色っぽい曲線が出ます。









2026年7月16日木曜日

アーチフレームのダレスバッグ

 鞄にはそれぞれ形状の美しさがあって、素材の革もそれぞれに美しい質感だったり
経年変化の可能性をを持っています。
作り手は革の性格やクオリティを知ることが必要だと思いますが、
作業をする時のエネルギーはこれから作っていく鞄に対する思いです。
ひとりよがりな事をせず素直に丁寧に、なんとか革の質感を壊さないよう
作業ができたらいいのにな。と切実に思います。
フレームがアーチになったダレスバッグを革はブライドルレザー、
金具はスターリングシルバーでご注文いただきました。












2026年6月27日土曜日

あたらしい BK40

Fugee定番のブライドルレザーを使ったカカエ鞄にひと回り小さいバージョンが
追加されました。
新しいバージョンの鞄の横幅は40センチ。
3部屋だったマチを2部屋にし、そのぶん1部屋を大きくしました。
このスタイルの鞄はあえて裏地を貼らないワイルドな仕立てをしておりますが、マチを広くしたぶん底マチのみ補強のために革を2重にし、形崩れの軽減を目指しています。
鞄が少しだけ小さくなり中仕切りの革も一枚減ったため、今までのBK41よりもだいぶ軽くなりました。オリジナルの真鍮バックルが映えるあたらしい顔になりました。
第1号のヌメ(1枚目の写真の右側)はお客さまの元へ旅立ちましたが、豚の型押しがされた馬の鞍用の明茶のブライドルでつくったもの(2枚目の写真)が展示用の鞄に加わりました。













2026年6月15日月曜日

Fugeeの金具

「オリジナルにこだわる」なぞという意味不明のチンケな事を言うつもりは毛頭ありません。
ほとんどの金具はFugeeの工房で作られているという状況にはなっておりますが
市販で素敵なものがあれば当然使います。
基準は素敵かどうかです。
より素敵なものを探し無ければ作る、それだけです。
今回はずっと使い続けてきた市販のバックルに変えてより美しいものをと
バックル(美錠)をオリジナルに変えました。
バックルを使用した鞄の制作ばかりではないので出番はまだ少ないのですが
少し控えめな素敵なバックルになったな、と思っております。
変更箇所等が出ずこのまま行くか修正を加えるか、今後が楽しみなところです。







2026年5月25日月曜日

墨色の濃淡 2

シュリンクレザー黒とグレイのカーフの組み合わせでボストンバッグができました。
色々あるシュリンクの中でもぽってりとした柔らかさを持った質感がなんともいえない革で、以前気に入って手に入れておいたものです。
艶を抑えたグレイのカーフ型押しとの組み合わせは色っぽいという第一印象です。
ところが型取りの時この革の裏面があまりにも美しかったので
スエード使いでももう一つ作ってみる事に。
こちらは茶利八方との組み合わせにしました。
美しい大人のボストンバッグという雰囲気になりました。
シュリンクがMK44、ひと回り小さいスエードがMK42です。
お気にとまりましたらどうぞおいで頂き質感をご覧ください。
久しぶりの展示販売用の鞄作成でした。










 

2026年5月10日日曜日

墨色の濃淡

革それぞれが持つ質感と色。
艶があったりマットだったり、動物の違いによるシボの出かたもいろいろ。
鞣しによる張りや硬さ、厚みもいろいろ。
それぞれの魅力がより引き立つ組み合わせを探るのはドキドキする作業です。
そしてそれぞれの革の魅力が最大限引き出せるよう細かい仕立ての微調整をするのは
もっとワクワクする作業です。
何十年も続けてきた効率を求めないFugeeの鞄づくりの自由度は無限大です。





2026年4月30日木曜日

真鍮口枠の鞄の里帰り

お作り納品させていただいてもう6年もたったとは。
それほど頻繁にご使用ではないとのお話でしたが
革の艶などに使用感が現れて素晴らしい状態です。
スペインの革鞣の街イグアラーダに旅した時に手に入れた革でした。
アンティークの風合いさえ見せ始めた真鍮無垢のフレームと錠前。
いい組み合わせです。
ご使用いただいているお客様のお陰なので偉そうに言ってはいけないことですが
密かにそうなればと思っておりました。
ねらったとうりの質感、使用感にしていただきました。
ありがとうございます、嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。
やっぱり革は美しい、そして長い期間の少しずつ朽ち果てていく過程がまた美しいのです。
うまくいく時、いかない時必ずありますが、
作る者は一歩先を思い描き、目指す作りができたらと思います。