Fugee 鞄話色々
アナログな製作現場からのひとこま
2026年2月2日月曜日
あたらしい試み
こんな不思議な形のもの達が縫い合わさったショルダーバッグなんて想像できないですよね。
でもこれらには大きな意味があって、当然ですがオリジナルな美しい形と素晴らしい機能
の鞄になるんです。
機能といってもどこかに隠れたポケットがあるとかではなくこの鞄が美しいまま長い間使用できるためのものです。
一般的なショルダーバッグの陥っている弱点をこの鞄では美しいままなんとかしようと何度かの試作を繰り返しそれなりの答えを出したものです。
2026年1月22日木曜日
懐かしのスクラップブック
もう40年以上も前に
捨てられていたスクラップブックです。
その写真に魅せられて
拾い取っておいたものが久しぶりに出てきました。
今でも胸がときめく写真です。
鞄を作りはじめて半世紀にもうすぐなりますが今思うことは
「恐れることは全くない
どんな鞄も必ずできる。
でも出来上がった鞄にしがみ付いちゃいけない、
できることなら捨てる」
ということです。
「しがみ付くものづくりが多すぎる」
と感じます。
何年もやった人は今、全部ゼロにして初めて素材に触れた
時に戻ってやったことのない物、やったことのないやり方だけを探ってつくるのがいいと思う。
その先に広がる未知のもの、ドキドキしませんか。
本当にクオリティーの高いものを作ろうと思ったら毎回そうですけどね。
2026年1月8日木曜日
早すぎる開花
2026年を迎え、七草の日も過ぎてしまいましたが元気に仕事をしております。
遅ればせながら、今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
12月半ばからほころび始めた庭の梅の花が年末からチラホラ咲き始め、
2階にあるFugeeのアトリエから見える木のてっぺんの方はもうすぐ満開になりそうな気配です。
アトリエをここに引っ越してから、こんなに早い開花は初めてのことでびっくりしています。温暖化が進んでいるということでしょうか。いずれにせよ、この老木の梅の健康を祈るばかりです。
イギリスの鞄屋の友人が一昨年訪ねてくれた時にお土産でくださった花瓶(彼らの友人のイギリスの陶芸家さん作)にひと枝差して鞄の隣に置いたとたんパワフルなオーラが。
2025年12月23日火曜日
20年目の貫禄
小さいダレスバッグと小物、どれも2006年の2月にビスポークでおつくりしたものなので、
そろそろ20年目をむかえようとしています。焦茶色の鞄はもともとグリーンの麻糸で縫われていましたが、色が褪せてきたので革と同色のクリームを入れてのメンテナンスを提案させていただきました。乱れたコバは磨き直され、擦り傷も念入りに補色ケアされ、キリリと新しい表情に生まれ変わり元気に(?)お客様の元へ帰って行きました。
2025年12月13日土曜日
クロコダイルの名刺入れ
14、5年ほどお使いいただいているクロコダイルの名刺入れ。
糸が擦り切れてきたので縫い直し、コバを整え、
クリームを入れて
メンテナンスをさせていただきました。
ダークネイビーのクロコは黒に近い色に変化していますが、フラップの下に
かすかにネイビー感がのこっています。内張りはカールフロイデンベルグの紺。
銀925の仕切り板も良い感じに年季が入って素敵な風合いです。
触っているととても丁寧に大事にしていただいているのが伝わってきます。
使い手とモノと作り手の共鳴が感じられるのはメンテナンスの時間ならではのことで、
幸せを感じるひとときです。
2025年11月30日日曜日
師走の楽しみ
早いもので明日から師走。
そんなことをする時間があったら鞄を作れと言われそうですが
柿大好きFugeeが作る百目ガキを使った干し柿です。
いつ取りこむかで毎年一揉めありますが、今朝で完成としました。
大きな渋柿が凝縮してねっとりした甘い甘いお菓子になります。
2025年11月25日火曜日
自分の制作方法に疑問を感じる
何度か書かせて頂きましたが、鞄は全体のバランスが大切なものです。しかしそれは形としてのバランスや
色合いのバランスだけの事ではありません。革自体、他の素材とは比べものにならないくらいそれぞれたくさんの表情をもっています。その表情を壊さないようかつ耐久性を担保してバランスよく鞄を作らなければなりません。
ですから革によって毎回やり方を変えることは当然です。
ルーティーンで作業をするのはよくありません。
最先端の方法を見つけたと思っていても世間的に常識となっているやり方だと思っていても自分の制作方法はいつも疑ってベストを求めて
進めていくべきだと思います。
写真は口枠書類鞄の裏の制作過程で、これも
毎回方法を悩む工程です。
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