この本は哲学書とか教育書の分野に入るものだと思いますが、一鞄屋の私にとっても
「君のもの作りはそれでいいのか?」と突き付けられるような本でした。
考えさせられる点はたくさんありましたが
今の世の中のもの作りがお金を基準に動いてしまう不毛にも問題提起をしています。
そしてそれが全て著者の実際の経験をもとに書かれています。
私の理解を超えた部分もありましたが、嬉しいことにデザインという言葉の考え方
が私と全く一致したものでした。又「Maggie」という少女とのエピソードでは
彼が考える「ものを作る喜びというのはどういうものなのか」という
本質を見せられ涙が出るくらい感動しました。
素晴らしい本です。著者のカパスワイトさんと日本語訳をした林さんには
尊敬の念を禁じ得ません。
これからこの本は私の横にいて時々励まし叱ってくれるものと思います。