Fugee 鞄話色々
アナログな製作現場からのひとこま
2026年5月10日日曜日
墨色の濃淡
革それぞれが持つ質感と色。
艶があったりマットだったり、動物の違いによるシボの出かたもいろいろ。
鞣しによる張りや硬さ、厚みもいろいろ。
それぞれの魅力がより引き立つ組み合わせを探るのはドキドキする作業です。
そしてそれぞれの革の魅力が最大限引き出せるよう細かい仕立ての微調整をするのは
もっとワクワクする作業です。
何十年も続けてきた効率を求めないFugeeの鞄づくりの自由度は無限大です。
2026年4月30日木曜日
真鍮口枠の鞄の里帰り
お作り納品させていただいて
もう6年もたったとは。
それほど頻繁にご使用ではないとのお話でしたが
革の艶などに使用感が現れて素晴らしい状態です。
スペインの革鞣の街イグアラーダに旅した時に手に入れた革でした。
アンティークの風合いさえ見せ始めた真鍮無垢のフレームと錠前。
いい組み合わせです。
ご使用いただいているお客様のお陰なので偉そうに言ってはいけないことですが
密かにそうなればと思っておりました。
ねらったとうりの質感、使用感にしていただきました。
ありがとうございます、嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。
やっぱり革は美しい、そして長い期間の少しずつ朽ち果てていく過程がまた美しいのです。
うまくいく時、いかない時必ずありますが、
作る者は一歩先を思い描き、目指す作りができたらと思います。
2026年4月23日木曜日
翻訳本「脱成長の方法」
この本は哲学書とか教育書の分野に入るものだと思いますが、一鞄屋の私にとっても
「君のもの作りはそれでいいのか?」と突き付けられるような本でした。
考えさせられる点はたくさんありましたが
今の世の中のもの作りがお金を基準に動いてしまう不毛にも問題提起をしています。
そしてそれが全て著者の実際の経験をもとに書かれています。
私の理解を超えた部分もありましたが、嬉しいことにデザインという言葉の考え方
が私と全く一致したものでした。又「Maggie」という少女とのエピソードでは
彼が考える「ものを作る喜びというのはどういうものなのか」という
本質を見せられ涙が出るくらい感動しました。
素晴らしい本です。著者のカパスワイトさんと日本語訳をした林さんには
尊敬の念を
禁じ得ません。
これからこの本は私の横にいて時々励まし叱ってくれるものと思います。
2026年4月15日水曜日
4月のアトリエから
やっと
春になったと思ったら一気に夏に向かいそうで怖いですが、気持ちの良い気候を楽しみながらモリモリ(?)シゴトもしております。
へへへ、、何でもやるから面白い。
2026年3月28日土曜日
カジュアルだけどゴージャス
少し大きめのショルダーバッグ。
シンプルな持ち物の方なら2泊くらいの小旅行にも
お使いいただけそうなものです。
全体に軽さを目指して作りましたが
全て革で、又耐久性などを考慮に入れて作ると
Fugeeではまあまあの
目方の仕立て上がりでした。
象革にシュリンクレザーの組み合わせです。
前方の二つのポケットの襠は一つの部品でできており途中で二つに分かれる面白い
形をしています。
昔からご購入いただいているお客様からの、カジュアルで贅沢という素敵なご注文でした。
2026年3月9日月曜日
棒屋根鞄の検討
客観的に見ればカオスですね。
これはアンティークの棒屋根鞄の錠前をバラシているところです。
とうの昔に無くなってしまった鍵を新たに作るためにバラして検討。
以前にも書きましたがこういう時間が大好きなんです。
このあまり綺麗とは言いがたい真鍮の部品たちが磨きなおされ改修されて
美しく使用に堪えるものとなり、新しい鞄が生まれます。
昔の鞄の錠前はすごいです。
アイデアの宝庫なんです。
構造的に面白いだけではなく何十年も使用できるための工夫が盛りだくさん。
バラしているとこれを考えたおじさんと話をしているようでドキドキしてきます。
2026年2月28日土曜日
現在の展示鞄
ショウルームの展示用として去年つくった籠型鞄です。
ブライドルレザーにピッグの型押しが施された馬具用の革で、最近気に入っている素材です。
通常のブライドルより少し厚く、オイルも入っているので重いのですがとても質感が良いです。ラケットがのぞいていても、野菜がはみ出しているのも素敵。
カジュアルな場面で自由に楽しくお使いいただいているシーンを想像しながらつくっています。
最近、気に留めてくださる方も現れたのでお嫁に旅立つ日が近いかもしれません。
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