2021年10月18日月曜日

せめぎあい

ちょっとしたバラ傷は避けたいけれど、繊維のいい方を優先させたい。
もう少し薄くすれば仕立てがしやすいけれど、厚い方が質感はもちろんいい。
この革ではこの厚みがいいと思うけれど、こっちの革では同じパーツでも同じ厚さでよいだろうか。前回はこうしたはずだけれど、今回はこういう考えですすめてみよう。 
長年つくっている定番の鞄でも毎回毎回ああだこうだいいつつ、いろんな意図や想いのせめぎあいにひーひーいいながら、そのときのギリギリをジャッジしながらゆっくり進んでいくのがFugeeの鞄づくりです。
そして、そうした過程を経ることによって出来上がる鞄はどれもそれぞれいい顔をしていると手前味噌ながら自信を持って言えるのです。








2021年10月7日木曜日

ボックスカーフの箱形クラッチ

 Fugeeのオーダーでは持ち手のないクラッチバッグはその内容にもよりますが小物の分類に分けています。
今回のご注文はバッグインバッグで冠婚葬祭にもお使いになりたいというものでした。
革はボックスカーフで底に手が差し込めるようにしてほしいとのご要望で、当初底に薄い持ち手の様なものを付けることを考えておりましたが、ベルトの外から持った時に手に当たるのが不快ですっきりと中に引っ込むタイプを提案させていただきました。
これが寸法等結構大変な作業でしたがなかなかきれいにまとまりました。













2021年9月29日水曜日

2021 Fugee small leather goods

オーダー、店置き在庫の補充も含め、今年の小物制作期間が終わりました。
ご注文いただいたお客様にでき上がりのご連絡をする前にする写真撮影が、鞄が短期間でたくさんでき上がることはないFugeeにとっては秋の収穫祭のようで密かな楽しみです。


 

2021年9月23日木曜日

Fugeeスタイルのカートリッジバッグ

 イギリスに昔からある形で、狩猟のための薬莢を入れるためのカートリッジバッグをFugeeなりの解釈でつくった鞄です。
胴体に切り込みを入れて寄せ、すくい縫いをした上にパッチを付けて縫い込むことにより、マチと胴の一体型を可能にした手縫いならではの仕立てです。
15年くらい前、何回か店にならべたことがありました。
写真をご覧になってご注文くださったお客様にはちょうど入手したイギリスベーカー社のフルグレインブライドルを改めてご提案させて頂いた所お気に召して頂き写真のものとなりました。











2021年9月17日金曜日

お仕事づかいのトートバッグ

ご注文いただきましたのはキリッとした、同時に柔らかさ優しさを感じさせてくれる女性です。「書類と、時にはパソコンも入れて仕事に使うためのトート」というお題をいただき制作したものです。
柔らかい雰囲気をできるだけ残しつつも、ハードな荷物を入れても安心感のある質感にもっていくために、型紙の調整と質感のテストに時間をかけました。
同じような鞄でもどこに標準を当てて落としどころをどう掴むかでまったく違うものとなってしまうのが怖いところでもあり、おもしろいところでもあります。とくにトートバッグはそこが難しい鞄だといつも感じます。
コロナ渦のために鞄は発送することとなりお会いできなかったのはとても残念でしたが、お持ちになったお姿の写真を送っていただきました。鞄を持った素敵な笑顔の立ち姿を拝見できて幸せです。








 

2021年9月9日木曜日

もう秋!?

夏の小物制作はいまのところ予定どうりに進んでいるのに、妙に焦るのは、9月に入って急にぐっと涼しくなっていきなり「秋!」な日々になってしまったからでしょうか。
毎年の小物制作といえば、夏の日差しを浴びながら汗をかきかき・・・のイメージがからだに染み付いているので、だいぶ拍子抜けしています。
それにしてももう少し夏のなごりを感じていたかったなあ。。




 

2021年8月31日火曜日

籠型鞄 ディディール

 分厚いブライドルレザーをそのまま使った裏地のないざっくりした仕立てだけに、持ち手と真鍮のトグルが大きなアクセントになっています。
展示用につくったヌメはすぐに売約済みとなってしまいましたが、次につくる予定のときまではショウルームにございますので、ご興味のある方はどうぞお気軽に見にいらしてください。