暑かったり寒かったり、南風も北風も吹いて、不思議な質感の年末です。
年内は29日まで営業しております。
鞄のパーツを切り出したら、ゾウを呑み込んだうわばみ(星の王子さまの挿絵)みたいに見えて、思わず写真を撮りました。
2016年12月24日土曜日
2016年12月18日日曜日
アングルフレームの大きな鞄
お客様に革をお見せして気に入って頂き、あらかたのサイズ以外は全て好きに
作らせて頂いた2006作製の懐かしい鞄です。
革はこの当時すでに革鞣しを廃業してしまったドイツのタンナーの
ボックスカーフでヴェルディという種類のワイン色を使いました。
真鍮の金具はベースをブロックから手で切り出し、
ドロップ部は型を作って鋳物屋さんにお願いしました。
アングル状の口枠にボックスカーフを巻込むという不可能を
革を2ピースにすることで可能にした、かなりめずらしい作りです。
このアイディアは悩んだあげくに金原が考えた方法でした。
鉄の丸棒を曲げて作った持ち手の芯に革を巻き力を込めて縫いきったのは
当時仲間だった現在は銀座ORTUSの小松でした。
いい革があって、いい相棒が三人とも夢中になって作り上げた鞄です。
作らせて頂いた2006作製の懐かしい鞄です。
革はこの当時すでに革鞣しを廃業してしまったドイツのタンナーの
ボックスカーフでヴェルディという種類のワイン色を使いました。
真鍮の金具はベースをブロックから手で切り出し、
ドロップ部は型を作って鋳物屋さんにお願いしました。
アングル状の口枠にボックスカーフを巻込むという不可能を
革を2ピースにすることで可能にした、かなりめずらしい作りです。
このアイディアは悩んだあげくに金原が考えた方法でした。
鉄の丸棒を曲げて作った持ち手の芯に革を巻き力を込めて縫いきったのは
当時仲間だった現在は銀座ORTUSの小松でした。
いい革があって、いい相棒が三人とも夢中になって作り上げた鞄です。
2016年12月14日水曜日
2016年12月11日日曜日
色の不思議
Fugeeの定番、KM39型。
シュリンクカーフでつくる場合は、裏革も同素材でおつくりしています。
多くの場合は同色の同素材を使用しますが、showroom用の展示サンプルをつくる場合は少しだけ遊びを入れることがあります。写真の鞄は、渋いブルーの表に明るい茶色の裏を合わせました。KM39ならではのソフトな質感のフラップの裏に、表と違う色がチラッと見えるだけで微妙なニュアンスが生まれ、全体の表情も少し柔らかくなるようで不思議です。この鞄は香港のお客様に見初められ、少し前に旅立っていきました。
シュリンクカーフでつくる場合は、裏革も同素材でおつくりしています。
多くの場合は同色の同素材を使用しますが、showroom用の展示サンプルをつくる場合は少しだけ遊びを入れることがあります。写真の鞄は、渋いブルーの表に明るい茶色の裏を合わせました。KM39ならではのソフトな質感のフラップの裏に、表と違う色がチラッと見えるだけで微妙なニュアンスが生まれ、全体の表情も少し柔らかくなるようで不思議です。この鞄は香港のお客様に見初められ、少し前に旅立っていきました。
2016年12月6日火曜日
伝えたいこと
ほそぼそとではありますが鞄の教室を続けています。
自分たちが何に悩んで、つまずいて、どういう考えでその鞄を
作っているのかを生徒さんに見て、感じていただきたく。
そしてそれぞれの方が、ものを作るとはなんなのかを考えていただく
教室にしたいと思ってやっています。
技術で鞄はできるかも知れませんが、技術だけではいい鞄はできません。
「私だったらこの鞄はこう表現する」、それを具現化する努力を
日々私たちはしています。
生徒さんにもその面白さを経験してほしいと願っています。
(写真は毎回作ることにしている教材サンプルの鞄です。)
自分たちが何に悩んで、つまずいて、どういう考えでその鞄を
作っているのかを生徒さんに見て、感じていただきたく。
そしてそれぞれの方が、ものを作るとはなんなのかを考えていただく
教室にしたいと思ってやっています。
技術で鞄はできるかも知れませんが、技術だけではいい鞄はできません。
「私だったらこの鞄はこう表現する」、それを具現化する努力を
日々私たちはしています。
生徒さんにもその面白さを経験してほしいと願っています。
(写真は毎回作ることにしている教材サンプルの鞄です。)
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