2016年5月28日土曜日

銀と黒

革と金属は非常に相性がいいようです。
持論ですが、革の中に金属があった時それが小さいものであっても質感の良いもの
だったらとても目をひくし、革のぽってりした質感に金属の厚み、重さを感じさせる
ものが付いているのも美しく感じます。
上の写真は黒のボックスカーフと附属の金属はスターリングシルバーです。
下は黒のブライドルレザーに同じくスターリングシルバー。
作っていてもうっとりするような組み合わせです。

















2016年5月20日金曜日

お休みのお知らせ

都合により、5月20日(金曜日)はお休みいたします。
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願い致します。


2016年5月17日火曜日

机上の混沌

仕事を始める時にはきれいになっていたはずの机の上ですが、
ものの数分で雑然としはじめてしまいます。
机の上も頭の中も整理整頓しながら仕事をすすめる職人さんもいらっしゃるのでしょうが、Fugeeの場合はじつは二人ともそうではないのでした。



2016年5月11日水曜日

絵画のよう

古くからのお客様、A 様の鞄です。
毎日この鞄と一緒にお仕事をされていましたが、
「入れるものも少なくなってきたのでもう少し小さいものを作りたい」
ということでした。
2000年に作らせていただいた鞄なので17年になります。
「一緒に年をとっていくつもりでお使い頂けたら、、」と
お客様によく申し上げるのですが、まさにそのとうりの鞄にして頂きました。
黒のブライドルレザーにスターリングシルバー、インナーは赤のヌバックです。













2016年5月4日水曜日

黄色のステッチにイタリアの錠前

定番のFM42です。
コゲ茶のブライドルレザーに黄色のステッチ、金具は真鍮です。
持ち手の金具と底鋲はFugeeのオリジナルですが
錠前はイタリアの古いデッドストックです。
Fugeeオリジナル錠より少し小振りで可愛らしい錠前です。
この錠前には幾つかの思い出があります。
以前にもFM42を、ブライドルとこの錠前の組み合わせで作らせて頂いたことがあります。
そのお客様がイタリアにこの鞄をたずさえて行かれたおりに
この錠前を知っている鞄屋さんがいて、「これは昔のバレーゼの錠前のはずだ!」
と言って話しかけてきたそうです。
でも元の錠前はクロムメッキが掛かっており、
私共ではムーヴメントを取り外しクロムメッキを剥がしてから研磨して、
それを組み立てなおして使っているので感じはすいぶん違っています。
それでも思わず声を掛けてしまうほど、この鞄屋さんも私達と同じように
この錠前が好きで、彼も以前はずい分鞄に使われたんだろうなとおもいます。

この錠前、穴の位置がなんとなくズレてたりするところも可愛いのです。