いろんな素材でつくる小物。
これは定番の名刺入れです。
それぞれの革にあった厚みと張りを毎回探りながら仕立てます。
それぞれの革ならではテクスチャーを堪能しながら、つくり手もかなりたのしみます。
できたてはパンパンの張りですが、おつかいいただくとしっくりいい感じになじんできます。名刺だけでなく、カード用にもと2個持ちされるかたもいらっしゃる、
Fugeeのベストセラーのひとつです。
オーダーを頂いていた分を除くと数個ですが、
展示用のお売り出来るものを補充しました。
ご興味ありましたらお気軽にお立ち寄り下さい。
2017年9月29日金曜日
2017年9月24日日曜日
ないのでつくる
新しい真鍮の口枠鞄の企画をもぞもぞとすすめております。
市販の金具でサイズがピッタリで素敵なのものはほとんどないのが現状です。
口枠のてっぺんに着く開閉のための錠前部分を自作しました。
鞄の顔とも言える重要なパーツなので質感のいい美しいものを目指します。
シンプルで部品点数は少なく、当然ですが確実で長時間こわれずに繰り返しの動きが可能な金具でなければなりません。
ラッキーなことに試作が一回でなかなかのものができました。
こういう作業は楽しいのですが鞄と同じように、いやそれ以上に
じわじわとしか進みません。
市販の金具でサイズがピッタリで素敵なのものはほとんどないのが現状です。
口枠のてっぺんに着く開閉のための錠前部分を自作しました。
鞄の顔とも言える重要なパーツなので質感のいい美しいものを目指します。
シンプルで部品点数は少なく、当然ですが確実で長時間こわれずに繰り返しの動きが可能な金具でなければなりません。
ラッキーなことに試作が一回でなかなかのものができました。
こういう作業は楽しいのですが鞄と同じように、いやそれ以上に
じわじわとしか進みません。
2017年9月19日火曜日
2017年9月15日金曜日
明るい色のKM39
四角い錠前と、どちらかというとダークな色でつくることが多いこの鞄ですが、
丸い錠前にキャメル色の革、黄色いステッチで縫い上げたKM39型。
じつのところ、こういう明るい色のソフトな革のコバ(断面)を磨く作業は
非常に時間がかかり、神経をつかう仕事です。
革の色と違和感なく調和する堅牢なコバを目指してじっくり丁寧に作業をすすめます。
とても軽やかな印象の鞄に出来上がりました。
丸い錠前にキャメル色の革、黄色いステッチで縫い上げたKM39型。
じつのところ、こういう明るい色のソフトな革のコバ(断面)を磨く作業は
非常に時間がかかり、神経をつかう仕事です。
革の色と違和感なく調和する堅牢なコバを目指してじっくり丁寧に作業をすすめます。
とても軽やかな印象の鞄に出来上がりました。
2017年9月13日水曜日
2017年9月8日金曜日
びんぼう症
試作に使用した革はさらに小さい試作用にとっておきます。
硬い革、柔らかい革、試作用に用意してある革、本作と同じ革、厚み、質感等、
つくるものによって試作も色々な種類の革をつかいます。
写真は取り付けた金具をはずし革の回収をしようとしているところです。
試作はとてもだいじな作業でサイズ感はもちろん革の張り、
柔らかさ、構造的な強さ、諸々をその目的にあわせてつくります。
お客様の中にはきれいだから譲ってもらえないのかとおっしゃる方もいらっしゃいますが、試作はある目的のために作るものなのでそれ以外の所はなにもしないものなのです。
例えば、物によってはほとんどの部分が糊付けだけで形づくられていて
縫っていなかったりします。
硬い革、柔らかい革、試作用に用意してある革、本作と同じ革、厚み、質感等、
つくるものによって試作も色々な種類の革をつかいます。
写真は取り付けた金具をはずし革の回収をしようとしているところです。
試作はとてもだいじな作業でサイズ感はもちろん革の張り、
柔らかさ、構造的な強さ、諸々をその目的にあわせてつくります。
お客様の中にはきれいだから譲ってもらえないのかとおっしゃる方もいらっしゃいますが、試作はある目的のために作るものなのでそれ以外の所はなにもしないものなのです。
例えば、物によってはほとんどの部分が糊付けだけで形づくられていて
縫っていなかったりします。
でもこうした回収革の出番はあんがい少なく新しい革をカットすることの方が多いんですけど。
2017年9月1日金曜日
T様のFL46型
夏の暑い日に、素敵なストローハットをかぶられたT様が
この鞄を持っておこしになりました。
渋谷からこの場所に移って来たばかりの2012年の夏の初めに納品させていただいて
以来のご来店でした。この色のブライドルレザーでこのかたちの鞄をつくったのははじめてだったので、とても印象に残っておりました。
クリームの塗り方やエイジングのしかたはいかがなものかと心配なさってのご訪問でしたが、こちらではほとんど何も手を入れる必要がないほどお手入れが行き届いておりました。革の色より少し濃い色のシミを気にしておいででしたが、シミや擦り傷はできるのが
普通の状況です。お手入れは本当にすこしだけでお渡ししました。
お客様の色に染まりはじめたこの美しい鞄は再びお仕事の現場に戻りました。
この鞄を持っておこしになりました。
渋谷からこの場所に移って来たばかりの2012年の夏の初めに納品させていただいて
以来のご来店でした。この色のブライドルレザーでこのかたちの鞄をつくったのははじめてだったので、とても印象に残っておりました。
クリームの塗り方やエイジングのしかたはいかがなものかと心配なさってのご訪問でしたが、こちらではほとんど何も手を入れる必要がないほどお手入れが行き届いておりました。革の色より少し濃い色のシミを気にしておいででしたが、シミや擦り傷はできるのが
普通の状況です。お手入れは本当にすこしだけでお渡ししました。
お客様の色に染まりはじめたこの美しい鞄は再びお仕事の現場に戻りました。
登録:
投稿
(
Atom
)