2018年1月27日土曜日

真鍮フレームの鞄 2

高機能で使い勝手を重視するものが求められる時代に逆行するところもある
Fugeeの鞄作りですが。
使用する方にとって鞄が革であることの意味はどこにあるのかと考えると、日々の使用の中から出てくる愛着や自分の生活の一部という感覚が他の素材と比べて強いというのもそのひとつだと思います。それが自然の素材の素晴らしいところでしょう。
なんと言っても経年変化とはそれが朽ち果てていく過程なのですから。
それさえも美しいのです。
その仕立てが未来の美しさも含めて考えられたものであったらなおさらです。
Fugeeはそういう鞄が好きです。
だから自分たちの試行錯誤を続ける意味もあると思っています。
愛着が湧いて長く手元に置いておきたいと感じられるものは、
意志を持った人間の手でしっかりとつくられたものであると信じているからです。




2018年1月20日土曜日

真鍮フレームの鞄

フレームの留め具と錠前の検討、制作に時間がかかりましたが
素敵な鞄に仕上がりました。
幅48cm 高さ31cm 厚み16cmのやや大きめのものです。
できれば多くの方に見ていただきたい珍しい金具の鞄です。
7回にわたって「ながい道のり」をご覧いただきありがとうございます。
これからも鞄のクオリティーのあり方を探ってもがいていこうと思っております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。






2018年1月14日日曜日

お休みのお知らせ

1月14日(日曜日)は都合により午後からお休みいたします。
ご迷惑ををおかけいたします宜しくお願いいたします。


2018年1月13日土曜日

ながい道のり7

真鍮の口枠に合わせた試作で問題点を洗い出して本作に入りました。
写真は完成した本体部分と口枠です。この他に別の革で作った内張があります。
枠を内張の付いた本体に真鍮の鋲で固定するといよいよ出来上がりです。





2018年1月7日日曜日

ながい道のり6

鞄の大きさと初めて使用するフレームの強度、そして何より美しいので作ってみたい
という欲望により、持ち手は久しぶりにこの形の二本手にしました。
鞄に対しての持ち手の大きさとバランスそして
かまぼこ型の盛り上げの裏に取り付ける金属板の厚みなどを試作で決めます。
もちろん鞄の印象を大きく決定する要素の一つである根革
(持ち手の下の本体に付くベース部)の検討も綿密に行います。
写真上が完成した持ち手と根革です。






2018年1月5日金曜日

2018年仕事はじめのお知らせ

明けましておめでとうございます。

明日6日(土)より本年の営業を始めます。
今年もFugeeならではの鞄、革小物をのんびりとつくらせていただこうと
考えております。
当然とはいえFugeeにご注文の鞄達はその主のところに出来上がるとすぐに
お嫁に行きます。
ですからFugeeには常に定番の鞄のみがあり変化にとんだものが見られることは
少ないのですが、今なら面白い口枠を使用したボストンバッグが2つ見られます。
口枠の鞄が大好きな方、どうぞお出でください。