Fugee 鞄話色々
アナログな製作現場からのひとこま
2016年2月27日土曜日
Fugeeのめざすもの
いろいろな仕立ての中で難しいことの一つに「どうってことの無いものを
よく見ると美しく仕上げてある」というのがあります。
良い素材を丹念に、それが本来持っている優れた要素をなるべく壊さないように
作りあげます。
そういう作りはきっと職人(ものを作る人)にしか出来ない事でしょう。
素材を良く知り、つくりを良く知り、素材の欠点も、つくりの限界も知っている事が、
そしてなにより、その限界を少しでも広げようと努力していることが
必要なのだと思います。
私達がめざすのはそういうものです。
写真は、定番の箱形の名刺入れです。
2016年2月21日日曜日
ワインレッドのKM39
こちらの鞄をオーダーされたのは女性のお客様。
鞄は広い面積でその革の美しさ、優しさ、力強さ等を表現するものなので
鞄を作る時、ハンドバッグは別にして女性用、男性用という意識はあまり持たないようにしています。
しかしオーダーでお作りする場合はそのお客様個人を意識して
作業を進めるのは言うまでもありません。
今回も注文いただいたお客様に映えるものができました。
革の面白いところは長年ご使用になるとその方の色に染まってくるというところです。
「性」の違いより「個」の違いに対応していくのが革という素材のような気がします。
2016年2月16日火曜日
お休みのお知らせ
2月17日、18日 (水曜日、木曜日)は都合によりお休みいたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
2016年2月12日金曜日
足もつかうのだ
厚い革を切り出すときの足の踏ん張り。
目打ちをリズミカルに打つときの足の位置。
馬を膝に挟んで手縫いをするときの股から床に伝わる足の感じ。
いい手仕事を目指すために、「足」に意識を向けてみるのがマイブームです。
決して若くはなっていかない自分のカラダといい関係を保ちつつ、長く仕事を続けるにはどういうふうにあらねばならないのか考える事が多いきょうこのごろです。
2016年2月4日木曜日
お休みのお知らせ
2月5日(金曜日)は都合によりお休みいたします。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
少し前にお客様からいただいた薔薇の花束。
こんな色調の薔薇があると初めて知りました。
見た目も香りも贅沢なもので、
我々職人も前を通るたびに高貴なオーラを堪能させていただきました。
2016年2月3日水曜日
U 様のファスナー鞄
5年ほど前に納めさせて頂いたファスナー書類ケースが久しぶりに里帰りしました。
見た目の形は普通のケースなのですが作業はとてもきびしいものでした。
ジュラルミンを曲げてフレームをジャストサイズに自作する事から始まり。
ファスナーのダレ防止、全体の強度等、難しい事が山積みの鞄でした。
大切にご使用いただいているおかげでとても美しい状態で、
真鍮の金具の使用感の出かたもいい感じです。
ファスナー自体の耐久性が気になりますがこれからの革の経年変化が楽しみな鞄です。
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