都合により5月31日(日曜日)お休みいたします。
ご迷惑お掛けいたしますがよろしくお願いいたします。
2015年5月31日日曜日
2015年5月25日月曜日
革部、ちいさい検討の数々の日々
金属部品製作の一方では、革をどのようにして木枠に貼っていくかを決めていく作業、
コーナーパッチの試作、中に付く込み入ったポケットや仕切り板の検討などを
地道に進めていきます。
コーナーパッチの大きさや形は、トランクの顔を決める重要な要素のひとつです。
今回は、今までやったことのない形にトライしたく、提案させていただきました。
大きさや厚みのバランスを含め、縫い付けたときに不自然なラインにならないような型紙になるまで、じっくり時間をかけました。
そのぶん美しいバランスのものが出来たと思っております。
部分試作と検討の日々は地味で長く、実際の鞄のパーツが出来上がっていくわけではないので、モチベーションがなかなか上がらないのが現実です。
でもだからこそ、出来上がったときの美しさが想像つくくらいまでのリアルな試作に
もっていくことが自分の士気を高めるためも必要なことと考えています。
2015年5月21日木曜日
2015年5月20日水曜日
金属の日々
鞄には金属がよく使われます。
真鍮がたぶん一番多く使用されていると思います。
革と真鍮はとても相性がよいようでアンティークの鞄でもよく目にします。
さて今回のトランク、金属部分を取り上げて見ると錠前(イギリス製)、
持ち手の坐(定番品)、中に隠れて見えませんが蝶番(市販品)、
開けた時のフタのストッパー(自作)、中仕切りの止め及び取り付け金具(自作)、
底鋲(定番品)とけっこうあります。写真は自作の金具を製作中。
真鍮は折りに触れてブロック、角棒、丸棒等を適当に買い集めてあります。
金属部の決定は先ず市販品を使う事を考え、良いものが無い時には自作を考えます。
形、機能、質感等によって自分の設備(ボール盤、ノコギリ、ヤスリ、
リューター、ロウ付け等)の範囲内で出来るものは自分でつくります。
あるいは図面を描いて機械加工、キャスト、に出します。
自分で作る、機械加工、キャストの組み合わせもけっこうあります。
これらは当然、美しさ、コスト、緊急性、強度、等を考えて決めていきます。
それでも無理なときはあきらめて違う形、方法を探します。
アナログなやり方ですが美しいものを作るにはなかなか良い方法だと考えています。
真鍮がたぶん一番多く使用されていると思います。
革と真鍮はとても相性がよいようでアンティークの鞄でもよく目にします。
さて今回のトランク、金属部分を取り上げて見ると錠前(イギリス製)、
持ち手の坐(定番品)、中に隠れて見えませんが蝶番(市販品)、
開けた時のフタのストッパー(自作)、中仕切りの止め及び取り付け金具(自作)、
底鋲(定番品)とけっこうあります。写真は自作の金具を製作中。
真鍮は折りに触れてブロック、角棒、丸棒等を適当に買い集めてあります。
金属部の決定は先ず市販品を使う事を考え、良いものが無い時には自作を考えます。
形、機能、質感等によって自分の設備(ボール盤、ノコギリ、ヤスリ、
リューター、ロウ付け等)の範囲内で出来るものは自分でつくります。
あるいは図面を描いて機械加工、キャスト、に出します。
自分で作る、機械加工、キャストの組み合わせもけっこうあります。
これらは当然、美しさ、コスト、緊急性、強度、等を考えて決めていきます。
それでも無理なときはあきらめて違う形、方法を探します。
アナログなやり方ですが美しいものを作るにはなかなか良い方法だと考えています。
2015年5月14日木曜日
トランクの完成品
出来上がりはこんな感じです。
錠前は少し大きめのイギリスのものを使用しました。
ちょっとみるとどうということはない仕立てですが革と木枠の関係は
全ての部分が全くズレが許されないいわゆるはめ殺しです。
Fugeeの仕事の中でもこのようなケースは特に忍耐と手間が掛かります。
次回から行程を追った記事を載せようと思います。
錠前は少し大きめのイギリスのものを使用しました。
ちょっとみるとどうということはない仕立てですが革と木枠の関係は
全ての部分が全くズレが許されないいわゆるはめ殺しです。
Fugeeの仕事の中でもこのようなケースは特に忍耐と手間が掛かります。
次回から行程を追った記事を載せようと思います。
2015年5月9日土曜日
トランクの検討図
検討図には必要な事だけではなく、製作時決定すべき事柄も描きいれます。
ものづくりは迷いと決定の連続ですが検討段階はもっとラフな自由な迷いと決定を
繰り返してイメージを膨らませます。
一番たのしい時間です。
鞄のイメージはステッチの太さ、ピッチ、色でも大きく変わるものです。
錠前の大きさ位置、持ち手の大きさ形状、全体のバランスはもちろんですが。
検討に納得ができたら部品の製作です。
ものづくりは迷いと決定の連続ですが検討段階はもっとラフな自由な迷いと決定を
繰り返してイメージを膨らませます。
一番たのしい時間です。
鞄のイメージはステッチの太さ、ピッチ、色でも大きく変わるものです。
錠前の大きさ位置、持ち手の大きさ形状、全体のバランスはもちろんですが。
検討に納得ができたら部品の製作です。
2015年5月5日火曜日
2015年5月3日日曜日
好きな箱物、今回はトランク
久しぶりに小振りなトランクのオーダーをお受けしました。
木枠をベースにした仕立てのものです。
お客様との最初の打ち合わせからのメモ、スケッチ、アイディア出し、計算などなど、
鞄が出来上がるまでのものをまとめたら、20枚以上にもなっていました。
大きな箱物の場合、重さは切実な問題。
いつもお願いする木工職人さんと綿密な打ち合わせをし、軽量化を考えた木枠の仕立てをした場合の重量を出してもらい、我々が手がける革部分と金属部分の重量もかなり細かく計算し、お客様に総重量を提案したところからスタートしました。
木枠をベースにした仕立てのものです。
お客様との最初の打ち合わせからのメモ、スケッチ、アイディア出し、計算などなど、
鞄が出来上がるまでのものをまとめたら、20枚以上にもなっていました。
大きな箱物の場合、重さは切実な問題。
いつもお願いする木工職人さんと綿密な打ち合わせをし、軽量化を考えた木枠の仕立てをした場合の重量を出してもらい、我々が手がける革部分と金属部分の重量もかなり細かく計算し、お客様に総重量を提案したところからスタートしました。
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