2021年3月7日日曜日

紳士のための小さな口枠鞄

制作の途中のスナップです。
写真はほんの瞬間の断片で、フレームを曲げたり革の厚みのテストをしたりという
その他の作業はここまでの間にたくさんあります。
さらにここからも緊張感の必要な作業が続きます。
何をどの程度までしてどこに向かって作業を進めていくのかを見極めること。
それは作業が始まる部品のカットの時から少しずつ組み上がって完成するまで続きます。
もっと言えば革を見て感じて作ろうとする鞄の絵を描きその後原寸大の図面を
描く時からその見極めは当然ですがはじまっています。






2021年2月28日日曜日

小さな口枠鞄のための試作

ガッカリしてしまうかもしれませんが、試作の最初の段階は場合にはよってこんな感じのこともあります。
今回はプロポーションやサイズ感にこだわる小さな口枠鞄の試作です。
図面に起こした鞄の型紙を作って試作用の革で形にして様子を見ます。
図面の段階で美しいと思った形やボリュームが現実にどうかはなかなかわかりません。
特にこの場合非常にシンプルな鞄なのでこだわって細部を修正し再度試作をします。
今回は、以前の試作で作った持ち手をとりあえず取り付け、錠前も研磨前の状態のものをガムテープで貼り合わせたりしてます。
なるべく時間を掛けず結論を引き出すのがこの試作の目的です。
本来このような写真は外に出すものではないかもしれません、でもこれも私たちの大切な作業です。
ちなみに、もし革の質感や緻密さの確認の為の試作をしたなら、当然ですが全く違う試作になります。











2021年2月23日火曜日

ボックスカーフの抱え鞄

 ボックスカーフのブリーフケースを作らせていただきました。
ご希望で古いデッドストックの小ぶりの真鍮錠前を取り付けました。
研磨して、メンテナンスしなおして使用しております。
底丸の定番(KM39)ブリーフケースをボックスカーフでお作りするのは時々あるのですが
三方コバ仕上げのブリーフケースをボックスカーフで製作というのは要注意ポイントが随分変わります。
ブライドルとはまた異質のしなやかで厚みを感じる質感を楽しませていただきました。
しっかりハードなブリーフケースですが作る方法によっって柔らかみを感じる仕立てができる革です。
フラップの裏に紺のたまたま少量残っていたフロイデンベルグのボックスカーフを当て、
個性的な鞄になりました。












2021年2月12日金曜日

 春、ハル、はる、今年は去年より春が嬉しい。
早春賦なんか思い浮かべながらどんどん咲いていく梅を眺めています。



2021年2月5日金曜日

黒いボックスカーフの KM39

厚さはないのにコシとハリがあり、表面は繊細でデリケートなのに革としてはとても丈夫なボックスカーフ。軽さも魅力です。ヌメ革に代表されるタンニン鞣しの革が見せてくれる味わい深いエイジングとはひと味違うエレガントな年の取りかたをしてくれます。仲良く付き合うことができれば、良い相棒になってくれることは間違いありません。
H 様は真鍮の丸い錠前をお選びになり、シャープになりすぎないやさしい表情の鞄に
なりました。




2021年1月27日水曜日

1月のアトリエより

緊急事態宣言のために鞄教室がお休みで、本腰入れて片付けをしなくても良いともなると、作業スペースがどんどん増殖していきます。テーブルだけでは飽き足らず、床にも侵食が広がります(この写真のときはまだいいほう)。開放感があってこれはこれで気持ちよく仕事ができるのですが、さっきまで使っていたちょっとした道具がたびたび行方不明になったりするので行き過ぎも良くはありません。
フジイはオーダーの箱物のためのクロコダイルの断ちを、キンバラは口枠の小さなハンドバッグを企画中。



2021年1月21日木曜日

ふっくらできたて

先月の教室から。
単純な内縫いのポーチだけれど、みなさんスケッチから図面を描き、
型紙を起こしました。
縫ってひっくり返すまで全貌がわからないのがこの仕立ての特徴。
マチの長さの出し方や玉ぶちの貼り方、縫い絞る強さなどによって表情は変わってきます。
ひっくり返したての表情を写真に撮りました。ふっくらと焼きたてのパンのようです。
みんなでわいわい反省会。そんな先月が懐かしい。。
緊急事態宣言が出て、また鞄教室ができなくなりました。
寂しいかぎりです。







          
                                         








2021年1月13日水曜日

ラガーマンの鞄

どの鞄を作る時も持たれる方を思いながら作業を進めます。
その時の思考回路は「あの人が使う、だったらここはこうした方がいい、
ならこのやり方で行ってみよう。」 
大まかに言うとこれを続け繋げて完成に向かいます。
ですから定番商品でも一つづつ違いがあります。
そういう作り方は作っていて楽しいんです。
ですからFugeeは同じ鞄をいっぺんに複数作るのは苦手です。
この鞄はトラッドな装いでおいでになられたガッシリした身体の
ラガーマンの方からのご注文です。


2021年1月7日木曜日

2021年よろしくお願い申し上げます

今年は新しく仕入れることができた面白い革が少しあるので
これらを使った鞄を時間を見つけて作ってみようと思っております。
どうぞご期待ください。
今年もよろしくお願い致します。