Fugee 鞄話色々
アナログな製作現場からのひとこま
2021年3月30日火曜日
山桜
一週間ほど前にこんな可愛い山桜をいただきました。
マンションの庭の大きな木が根腐れしてしまって切り倒されたようです。
友人の奥さんは長く咲いてくれた桜を名残惜しく思い、
現場の植木屋さんに枝を沢山いただき
大きなバケツに水をはり
入り口に「ご自由にどうぞ」とかいたそうです。
それはあっというまになくなりもう1束いただきバケツに刺したということ。
桜もお話もほっこりさせられました。
仕事に追われ疲れぎみのFugeeは花を見ることも考えず3月を終えるところでした。
2021年3月17日水曜日
紳士のための小さな口枠鞄 2
昔のヨーロッパを描いた挿絵の中に身なりのいい紳士が汽車のステップに片足を掛け
今まさに乗り込む
というのがありました。
その時紳士が持っていたのがこの鞄に似たようなイメージのものでした。
女性で言えばハンドバッグです。
こちらをご注文頂いたのはスーツをお召しにならないかたです。
体に合わせてハンドバッグよりは少し大きめのものですが
この鞄を持つということが
その方全体のイメージやスタイルを決める大切なアイテムになります。
とんがらずに上品でソフトそして大切なのはキリッと丁寧な仕立てです。
2021年3月7日日曜日
紳士のための小さな口枠鞄
制作の途中のスナップです。
写真はほんの瞬間の断片で、フレームを曲げたり革の厚みのテストをしたりという
その他の作業は
ここまでの間にたくさんあります。
さらにここからも緊張感の必要な作業が続きます。
何をどの程度までしてどこに向かって作業を進めていくのかを見極めること。
それは作業が始まる部品のカットの時から少しずつ組み上がって完成するまで続きます。
もっと言えば革を見て感じて
作ろうとする鞄の絵を描きその後原寸大の図面を
描く時から
その見極めは当然ですがはじまっています。
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