都合により、6月26日(月曜日)より29日(木曜日)までお休みさせていただきます。
6月30日(金)より平常通り営業させて頂きます。お出でお待ち申し上げております。
2014年5月26日月曜日
アクセサリーオーガナイザー(2)
クロコは長い帯を作り蓋と胴にカット。(写真上)
金具作りは難しいです。確実でなくてはいけない、耐久性がなくてはいけない、
取り付けて美しくなくてはいけない。
今回はロウ付け加工、平板の曲げ加工と写真には出ていませんが機械加工部品の
組み合わせです。(写真中)
箱ものにはよく使われる入れ駒縫いで仕立てていきます。(写真下)
Real Bespoke 展でもほとんどの方が「これはなんですか。」
とお聞きになったものですが、次回は完成したものを
いろいろな角度から見ていただきたいと思っております。
金具作りは難しいです。確実でなくてはいけない、耐久性がなくてはいけない、
取り付けて美しくなくてはいけない。
今回はロウ付け加工、平板の曲げ加工と写真には出ていませんが機械加工部品の
組み合わせです。(写真中)
箱ものにはよく使われる入れ駒縫いで仕立てていきます。(写真下)
Real Bespoke 展でもほとんどの方が「これはなんですか。」
とお聞きになったものですが、次回は完成したものを
いろいろな角度から見ていただきたいと思っております。
2014年5月23日金曜日
アクセサリーオーガナイザー(1)
こういうものを作っていると手縫いの可能性の深さを感じます。
クロコダイルにスターリングシルバーの金具。
朝お出かけのまえ、前日用意をしておいたカフスや万年筆など、スーツにまつわる
アクセサリーをオーガナイザーから取り出し、身につける。
昔のカラーケースと同じような馬蹄形の箱。
そんなコンセプトで作りだしました。
クロコダイルにスターリングシルバーの金具。
朝お出かけのまえ、前日用意をしておいたカフスや万年筆など、スーツにまつわる
アクセサリーをオーガナイザーから取り出し、身につける。
昔のカラーケースと同じような馬蹄形の箱。
そんなコンセプトで作りだしました。
2014年5月19日月曜日
エレガントな棒屋根鞄(3)
Real Bespoke 展では他の鞄同様、この鞄の歴史、構造、重要ポイントなどを
説明させていただきました。
普段から比較的じっくりかまえて作らせて頂いておりますが、
Bespoke 展の鞄はどれも、めったにないほど遊んでつくりました。
もし長い時間使用されてアンティークになってさらに革の寿命を迎えた時、
30年前、この鞄の元の鞄に私がしたようにバラバラにして構造を知ろうとする人が
いるとしたら素敵なことです。その時この金具達は何歳になっているのでしょうか。
でも実はあの時感動した作り方とはずいぶん違う方法をとったところが多いのですが。
説明させていただきました。
普段から比較的じっくりかまえて作らせて頂いておりますが、
Bespoke 展の鞄はどれも、めったにないほど遊んでつくりました。
もし長い時間使用されてアンティークになってさらに革の寿命を迎えた時、
30年前、この鞄の元の鞄に私がしたようにバラバラにして構造を知ろうとする人が
いるとしたら素敵なことです。その時この金具達は何歳になっているのでしょうか。
でも実はあの時感動した作り方とはずいぶん違う方法をとったところが多いのですが。
2014年5月15日木曜日
エレガントな棒屋根鞄(2)
金具は取り外したあと研磨し保管していました。
これらの金具をよく見るとロウ付けの跡が見えたり、面白い仕組みがあったり。
人の手をたくさん掛けているものは何とも言えない味わい深さがあります。
作る人の意志のようなものが見える、感じられる作り方です。
有名ブランドも素敵なんでしょうが、もうそろそろ趣味性の強い鞄の世界においても
ほんとうに手を掛けたものを味わうところがあってもいいような気がします。
これらの金具をよく見るとロウ付けの跡が見えたり、面白い仕組みがあったり。
人の手をたくさん掛けているものは何とも言えない味わい深さがあります。
作る人の意志のようなものが見える、感じられる作り方です。
有名ブランドも素敵なんでしょうが、もうそろそろ趣味性の強い鞄の世界においても
ほんとうに手を掛けたものを味わうところがあってもいいような気がします。
2014年5月10日土曜日
エレガントな棒屋根鞄 (1)
Real Bespoke 展の為に制作した鞄より、棒屋根鞄(gladstone bag)です。
30年程前に入手し、解体後、手入れをしておいたアンティーク鞄の金具と
フレームを使用。革はフランス製の質感の良いゴートを使って作ります。
プロポーションを検討し、図面を起こします。
ファスナーができる以前、鞄を正確に美しく開け閉めする方法が色々と考え出され、
何通りもの魅力的な口枠金具が生まれたものと思われます。
その中の一つがこの棒屋根と言われるものです。
回転部分が多く部品数も多い枠ですが、開け閉めした姿は優雅で美しいものです。
現代の職人としては、枠そして革の美しさを殺さない様、
落ち着いた寸法に、丁寧にシンプルに仕立てます。
30年程前に入手し、解体後、手入れをしておいたアンティーク鞄の金具と
フレームを使用。革はフランス製の質感の良いゴートを使って作ります。
プロポーションを検討し、図面を起こします。
ファスナーができる以前、鞄を正確に美しく開け閉めする方法が色々と考え出され、
何通りもの魅力的な口枠金具が生まれたものと思われます。
その中の一つがこの棒屋根と言われるものです。
回転部分が多く部品数も多い枠ですが、開け閉めした姿は優雅で美しいものです。
現代の職人としては、枠そして革の美しさを殺さない様、
落ち着いた寸法に、丁寧にシンプルに仕立てます。
2014年5月2日金曜日
カスタマーモデル紹介 K.F様のショルダーバッグ
革に毎日触れているとほんとうに色々な質感があるもんだなと感じます。
将棋がコンピューターに負ける世の中ですが、
ふと振り返りざまに見た鞄とその革のゾクッとする印象とか、
あるいはしなやかなカーフを手に握りしめている時の幸福感とかは
ONとOFの組み合わせで出来たコンピューターの世界に分かるとは思えません。
そんな革の仲間にタンニン鞣しの堅く、厚く、とうぜん重いというのがあります。
この鞄を直接見た人の中には革の圧倒的な、しかも使い込まれた質感に
まるで酔ったように魅せられる方もお出でです。
革はある種の人の感覚に、深く、無限の広がりを持って作用するものとおもわれます。
将棋がコンピューターに負ける世の中ですが、
ふと振り返りざまに見た鞄とその革のゾクッとする印象とか、
あるいはしなやかなカーフを手に握りしめている時の幸福感とかは
ONとOFの組み合わせで出来たコンピューターの世界に分かるとは思えません。
そんな革の仲間にタンニン鞣しの堅く、厚く、とうぜん重いというのがあります。
この鞄を直接見た人の中には革の圧倒的な、しかも使い込まれた質感に
まるで酔ったように魅せられる方もお出でです。
革はある種の人の感覚に、深く、無限の広がりを持って作用するものとおもわれます。
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