2021年2月28日日曜日

小さな口枠鞄のための試作

ガッカリしてしまうかもしれませんが、試作の最初の段階は場合にはよってこんな感じのこともあります。
今回はプロポーションやサイズ感にこだわる小さな口枠鞄の試作です。
図面に起こした鞄の型紙を作って試作用の革で形にして様子を見ます。
図面の段階で美しいと思った形やボリュームが現実にどうかはなかなかわかりません。
特にこの場合非常にシンプルな鞄なのでこだわって細部を修正し再度試作をします。
今回は、以前の試作で作った持ち手をとりあえず取り付け、錠前も研磨前の状態のものをガムテープで貼り合わせたりしてます。
なるべく時間を掛けず結論を引き出すのがこの試作の目的です。
本来このような写真は外に出すものではないかもしれません、でもこれも私たちの大切な作業です。
ちなみに、もし革の質感や緻密さの確認の為の試作をしたなら、当然ですが全く違う試作になります。











2021年2月23日火曜日

ボックスカーフの抱え鞄

 ボックスカーフのブリーフケースを作らせていただきました。
ご希望で古いデッドストックの小ぶりの真鍮錠前を取り付けました。
研磨して、メンテナンスしなおして使用しております。
底丸の定番(KM39)ブリーフケースをボックスカーフでお作りするのは時々あるのですが
三方コバ仕上げのブリーフケースをボックスカーフで製作というのは要注意ポイントが随分変わります。
ブライドルとはまた異質のしなやかで厚みを感じる質感を楽しませていただきました。
しっかりハードなブリーフケースですが作る方法によっって柔らかみを感じる仕立てができる革です。
フラップの裏に紺のたまたま少量残っていたフロイデンベルグのボックスカーフを当て、
個性的な鞄になりました。












2021年2月12日金曜日

 春、ハル、はる、今年は去年より春が嬉しい。
早春賦なんか思い浮かべながらどんどん咲いていく梅を眺めています。



2021年2月5日金曜日

黒いボックスカーフの KM39

厚さはないのにコシとハリがあり、表面は繊細でデリケートなのに革としてはとても丈夫なボックスカーフ。軽さも魅力です。ヌメ革に代表されるタンニン鞣しの革が見せてくれる味わい深いエイジングとはひと味違うエレガントな年の取りかたをしてくれます。仲良く付き合うことができれば、良い相棒になってくれることは間違いありません。
H 様は真鍮の丸い錠前をお選びになり、シャープになりすぎないやさしい表情の鞄に
なりました。