制作過程の一部です。
小さくて軽い鞄なので、全体的に柔らかさのトーンに強弱がでないように
気をつかっています。いろんなパーツも普段よくつくるいわゆる「鞄」にくらべると
あえてずいぶん華奢に。もちろん伸び止めなどの強度的な対策は施した上で。
明日、8月30日(土曜日)は都合によりお休みいたします。
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。
Real Bespoke 展に出品した鞄のひとつです。
上の写真は試作検討中のもの、下のふたつは裁断された胴の革と細かいパーツです。
単純な鞄ほど、細かいディティールやちょっとしたバランスで表情が左右されます。
この場合、仕立て上のことというよりも、鞄の「いでたち」をきめるための
試行錯誤に時間をかけました。
全アイテムを網羅することはできませんでしたが
在庫がなかった定番小物を少し補充しました。
写真上から、名刺入れ、二つ折り札入れ、薄型札入れ、薄型名刺入れ。
薄い札入れと名刺入れは去年から加わった新しいアイテムで、
スーツをスマートにお召しになりたい方にとてもご好評いただいております。
アトリエのショウルームは私共が不在でない限り、
いつでもご覧いただけるようにしております。
どうぞFugeeの鞄、小物を見て触れて感じて下さい。
お出でお待ち申し上げております。
(お店の形態をとっておりませんので不在の事もございます。
お出での際、事前に日時のお知らせをお願いいたします。)
明日、8月16日(土曜日)はお休みいたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
教室の生徒さんの作品です。
深い入れ駒の縫いで取り付ける底を皆さんきれいに縫いました。
革を何層にも張り込み厚くした側面を今度は鉋で八つの平面に削りだします。
鞄とは少し感じが違いますが革の扱いの一つとして面白いものです。
少し形は違いますが昔はダイスカップの高級バージョンとして
実際に注文があったといいます。
ひさしぶりの小物作りは新鮮な作業です。
同じ形で同じ革というのが一つもない今回のオーダー品達は作業も同じ事の繰り返しが
一度もありません。
質感の出し方がちがう、革の厚みがちがう、コバの締め方がちがう、
ステッチの締め具合がちがう等々。
なかなか攻め方が難しいもの、比較的すんなりいくものいろいろです。
ただ言えるのは必ず美しく、Fugeeの色が出ている品物をつくること。
鞄とは違って、たくさんつくると気分も高揚する、小物制作。
革によって出来上がりの表情がそれぞれちがい、ドキドキします。
注文主が取りにいらっしゃるまでの束の間、作り手の我々も目で見て
たのしみます。
急ですが、本日 8月4日(月曜日)お休みいたします。
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。