2014年5月2日金曜日

カスタマーモデル紹介 K.F様のショルダーバッグ

革に毎日触れているとほんとうに色々な質感があるもんだなと感じます。
将棋がコンピューターに負ける世の中ですが、
ふと振り返りざまに見た鞄とその革のゾクッとする印象とか、
あるいはしなやかなカーフを手に握りしめている時の幸福感とかは
ONとOFの組み合わせで出来たコンピューターの世界に分かるとは思えません。
そんな革の仲間にタンニン鞣しの堅く、厚く、とうぜん重いというのがあります。
この鞄を直接見た人の中には革の圧倒的な、しかも使い込まれた質感に
まるで酔ったように魅せられる方もお出でです。
革はある種の人の感覚に、深く、無限の広がりを持って作用するものとおもわれます。