2021年2月28日日曜日

小さな口枠鞄のための試作

ガッカリしてしまうかもしれませんが、試作の最初の段階は場合にはよってこんな感じのこともあります。
今回はプロポーションやサイズ感にこだわる小さな口枠鞄の試作です。
図面に起こした鞄の型紙を作って試作用の革で形にして様子を見ます。
図面の段階で美しいと思った形やボリュームが現実にどうかはなかなかわかりません。
特にこの場合非常にシンプルな鞄なのでこだわって細部を修正し再度試作をします。
今回は、以前の試作で作った持ち手をとりあえず取り付け、錠前も研磨前の状態のものをガムテープで貼り合わせたりしてます。
なるべく時間を掛けず結論を引き出すのがこの試作の目的です。
本来このような写真は外に出すものではないかもしれません、でもこれも私たちの大切な作業です。
ちなみに、もし革の質感や緻密さの確認の為の試作をしたなら、当然ですが全く違う試作になります。