Fugee 鞄話色々
アナログな製作現場からのひとこま
2025年7月30日水曜日
男性のための小さなアタッシェケース
身の回りの品物を忍ばせて、ちょっとお出かけ。
作らせて頂いたお客様の遊び心を感じます。
作っていて楽しい小ぶりのアタッシェケース。
作りは、凝りに凝った大真面目で美しい普通の作り。
持ち手もストッパーも山羊革の扱い方もFugeeならではの
頭に何かが着きそうな正直直球一直線。
そんな作り方の鞄、僭越ですがほとんど見ません。
2025年7月22日火曜日
Fugee の箱物
箱物の場合、パーツを多くすれば仕立てもどんどん簡単になります。
どんな鞄もそうなのですが、効率の良い作業を念頭に置いた考えかたで作ったものは、いい顔の鞄にはぜったいになりません。
箱にどうやって革を貼って仕立てていくかを考える時は、やはり素材である革の質感をどこまで贅沢に表現できるだろうかということをいちばん大切にします。天板から側面、そして内側に入り込むところまですべて同じ革でもっていく.....
今回の素材は
フランス製の
厚みのある山羊革です。版が小さく、
部分によって質感の起伏が大きいのが特徴であり、箱物としては難しいところでもあります。
その山羊革に見合った美しい細部の仕立てをするには多くの慎重な時間の積み重ねが必要になります。
2025年7月10日木曜日
スターリングシルバーの金具
好き勝手に思う通りの鞄を好きなだけ時間を掛けて好きなようにつくる。
なんと贅沢なもづくりかと思う。
一筋縄でいかない事が毎回のようにあり、時には全く出口が見つからずもがく事もあるのですが、
それも楽しめるようにならないとこの仕事はやっていけません。
毎回真剣勝負と心得て立ち向かえばなんとかなるものです!?
写真は今回の鞄に使うFugeeオリジナルのスターリングシルバーの錠前、持ち手の座、底鋲、キー、そして構想から考え自作した
美錠、さらに錠前をとめる鋲です。
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