2021年8月18日水曜日

断面がまんまる

 丸芯のまわりに表の革を巻いて縫い込む持ち手には大抵の場合、縫い目から先に縫い代部分のトサカがついているのが普通です。
でもこの持ち手には突起はなく断面がまんまるになるようにつくりが工夫してあります。
昔見せてもらったことのあるフランスの古い馬具の丸紐を再現しました。馬の身体に少しでも優しく当たるように考えられていたと思われます。
ゴツイ鞄に取り付けるための短く太い2本の持ち手はやっぱりツルッとしていたほうがしっくりきます。