2021年12月11日土曜日

BK41の経年変化

 右側の鞄は前回のブログの10年ほどお使いいただいているBK41型、左側の鞄は現在ショウルームにある展示鞄です。
微妙ですが形状の変化がおわかりでしょうか。
鞄の自重と中身の重量は当然ですが持ち手で支えております。
力は持ち手の両端の金具からフラップ部の革につながり前と後ろの胴にと流れて行きます。
ところが実際にはもうワンクッションあります。
フラップの裏、持ち手の真下に幅2cm程の帯鉄が鞄幅いっぱいに横たわっております。
全ての力は金具を通してネジ留めされたこの帯鉄に伝わります。
つまりフラップは帯鉄の上に乗っている状態です。
ですからこの鞄の場合、持ち手に伝わる重量は全てこの帯鉄にぶらさがる構造です。
長くなりましたが、2枚目の写真、上から見た鞄の幅が微妙に古い鞄の方が狭いのがおわかりになるでしょうか。これは、4mm厚のブライドルレザーとはいえ、長年の使用でフラップの繊維がほぐれて柔らかくなってきている事を示しています。
しかし、鞄の中に入れる荷物の量にもよりますが、他の革ではこんなに張りが保てません。もっと早くぺたんこな鞄になります。しっかりした厚手のタンニンなめしの革ならではの質感の鞄だと思います。
Fugeeで、他の革でこの持ち手の付け方の鞄をご注文頂いたら、そのメリット、デメリットをご納得頂く必要が出てくると思います。また、他にも方法はありますのでそちらをお勧めするかもしれませんが。