2012年10月22日月曜日

完成図 山羊革のアタッシェ3

アタッシェの全容図。
ぽったりした山羊革の肉感が損なわれないように革の厚みを検討し、
木枠の角のアールにも気をつかった。四隅は、あえて主張し過ぎないような
すくい縫いでまとめた。
木枠でつくるアタッシェは特に、フラットで直線的な平面が表に出過ぎると
貧相な印象のものになりがちである。直線と面で構成されているからこそ、
あえてそれを「革」でくるむ意味を考える。「革」をつかうからには、
無機質な印象の物をつくってはいけないと。