2015年8月31日月曜日

ボックスカーフのハンドバッグ(3)

ボックスカーフは高級靴では知られた素材ですが、美しい鞄となったものを見かけることがほとんどないのは、その扱いの難しさにあるといえるでしょう。
前胴、背胴に立体感を出してふっくらと膨らませました。
その胴と襠とのステッチは手縫いならではの入れ駒縫いです。
どのくらい膨らませるか、縫い合わせ部の質感はどうか、胴と襠の距離感は、等
例によってわからない所だらけです。
テストピースと二度ほどの試作を繰り返し問題をつぶしてから、
いよいよ本作に入ります。
ボックスカーフとスターリングシルバーの美しさが際立つものになりました。