おびただしい数の15cm定規、当工房は作業員2名の工房なのに。
この定規はある種の工場の作業員にとっては必需品です。
ご覧の先の丸い穴に長さ40cmほどの紐を止め、
反対側をクリップに結びつけ胸ポケットの縁にそのクリップを挟む。
定規の頭を胸ポケットから少し出して、、。
裏を見ればネジの下穴径とかメートル、インチ等の換算。いざという時本当に便利。
実は当工房でも出番は非常に多く、いちばん多いのはシンメトリーであることが多い鞄の
左右の微妙な差異を測ること。簡単に言うと金具が真ん中に付いているかを測ります。
この定規も少しずつ発達?していて,左右の表示ともミリの半分の線が無いものが増えた。
(老眼はこれでなくては使えない)
今は表だけでなく裏も同じ様にミリ単位の定規になっている「いい」ものも出てきた。
こんなに持っているのは歴代の定規を数本ずつ買ってきたのと進歩が早いという事です。
何故か当工房ではこれをチビニと言います。
「すみません!チビニ取ってください」「チビニの"いいやつ"頼む、取って」「チビニ、
はやく〜、違う! いいやつ!」と近くにいる者に頼むことが多い道具です。
収集癖があるわけではありませんが小さく薄い為紛失も多いので、
たくさんあればあるほど安心なやつなんです。