もう長い年月のお付き合いになるN様がメンテナンスにお持ち頂いた鞄達です。
お客様とのお話は私どもにとってはご希望、お好み等をお聞きし理解する、
あるいはこちらから革の性格、特徴、又仕立ての事などをご理解頂く真剣な
瞬間であるのはもちろんですが、一番大切な事はお客様と気持ちを通わせる
楽しい時間にすることだと思っています。
私どもが鞄のことを自分達の限界までつきつめて考えられるとしたら
そのエネルギーは楽しい会話を通してお客様をより深く理解するところから
生まれるのだと思います。
一言で言えば「この人の為にどういう鞄ができるだろうか、、」ということでしょうか。