2016年12月11日日曜日

色の不思議

Fugeeの定番、KM39型。
シュリンクカーフでつくる場合は、裏革も同素材でおつくりしています。
多くの場合は同色の同素材を使用しますが、showroom用の展示サンプルをつくる場合は少しだけ遊びを入れることがあります。写真の鞄は、渋いブルーの表に明るい茶色の裏を合わせました。KM39ならではのソフトな質感のフラップの裏に、表と違う色がチラッと見えるだけで微妙なニュアンスが生まれ、全体の表情も少し柔らかくなるようで不思議です。この鞄は香港のお客様に見初められ、少し前に旅立っていきました。