上はコバ(切り口)を磨いたもの、下はこれから磨くところです。
革の端であるコバはダメージを受けやすいところ。
昔からこの部分をどう堅牢に美しくするかを職人は工夫してきました。
しかし時間をかけた丁寧な作業の繰り返しが美しいコバを得る
一番の方法であることは変わらないようです。
単純ですが丁寧でなければいけない作業の積み重ねののちに、
革が答えるように美しく変化してくれる瞬間が出てきます。
そして柔らかだったコバは色々な外力にも耐える堅牢なものになります。
私たちにとってはその革の持つ色々な性格を感じることもできる大事な時間です。
お客様の手の中でこの持ち手はどう経年変化していくのか、、楽しみです。