革の美しさ、力強さ、あるいは繊細さはタンナー(鞣し屋さん)の力量、
美意識のなせる技で、その種類、方向性、微妙なニュアンスは
それこそ無限にあると言ってもいいと思います。
もちろんダメな革もあるのも確かです。
何かにとても向いているが他の何かには使えないというものもあります。
さらに言えば動物なので一枚一枚個体差があるのも当たり前です。
そういう素材を使うものづくりは毎回変化の連続で本当に良いものを作ろうと思ったら
決まり切った技術とかルーティーンでは太刀打ちできないものです。
アニリンカーフを使った小型のボストンバッグの完成図です。