アナログな製作現場からのひとこま
ブライドルレザーやボックスカーフで仕立てることの多いこの万年筆ケースですが、今回はコードバンでというご注文でした。手染めのコードバンの艶はもちろん美しく独特ですが、この革ならではの難しい特徴をどうこなすかに神経をつかいました。そして、出来上がりの見た目からは何もわからないのですが、実は「モンブランの149を入れてもガタつかないように」というご要望に沿った仕掛けを仕込んであります。149を滑り込ませるとひゅるんときもちよく吸い込まれ、ピタッとフィットするようになっています。