牛と比べるととても小さい山羊革ですが、個体によってはその小さな革の中にいろんな表情を見せてくれるものがあります。背中心に沿ったゴツゴツとしたなんとも言えないテクスチャーは鞄の顔として一役買ってくれます。革自体の厚みも真ん中と端ではかなりの差があり、扱いも難しいのですが、全体をあえて同じ厚みに統一したりはせずに起伏のある表情が感じられるような出来上がりを目指します。その革を初めて広げた時に感じた作り手のときめきが、鞄が仕上がった時も残っていればいいなと思います。
2024年12月17日火曜日
2024年12月9日月曜日
山羊革の定番FM42型
今回お作りしたご注文の鞄はFugeeの定番FM42型をゴートレザーでというものでした。
いつもこの鞄に使用するブライドルレザーと比べてゴートレザーは革のサイズも小振りです。
その為部品も四分割になっています。
ゴートは美しい革ですが一般的には薄めで小物に使用される事が多い革です。
革の厚みが持つ質感を求められる種類の鞄には難しい場合もあります。
今回使用したゴートは鞄を作る際の腰も厚みも申し分ない革で、
Fugeeでは随分長く使っている素材ですが最初にひと目見た時に虜になり今でも大好きな革です。
上品なシボが特徴の素晴らしい鞄ができました。
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