Fugee 鞄話色々
アナログな製作現場からのひとこま
2013年6月24日月曜日
完成度
この小銭入れを昔の方々は「ドル入れ」と言いました。
30年以上前小物の名人に仕立てを叩き込まれました。
「閉じたとき革の張りで少し抵抗が有り閉じきる寸前で吸い込まれるよう作れ」、
そして「何年経ってもそれが無くならないように作れ」とよく言われました。
私なりにアレンジして細々とですが、途切れず作っています。
構造的に革の性質がよく生かされた作りになったおり、見た目の形、革のあり方も
無理な部分を全く感じない美しいものです。
完成度のある物とはこういう品物なんでしょう。
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