2013年6月1日土曜日

アタッシェの仕立ては2種類

大きく分けて箱物の仕立て方は2種類で、木ですっかり箱を作って
それに革を張り込むのが一つ。もう一つの方法は、芯材(昔はボール紙、
今は合成の芯材)を何枚かと革を張り合わせ、表が革の固い板を作り部品にする。
その部品同士を手縫独特の方法で縫い合わせ、要所にフレームを組み込んで仕立てる
この方法だと全体にふっと丸みが出ていかにも革のケースという感じが出る。
以前はこの仕立て方が好きで小箱、アタッシェからトランクまで作っていた。
木で仕立てた直線的なキリッとした雰囲気も素敵だが、それとは異なる
この少しレトロな風合いを好まれる方も多い。
下の写真はその仕立てのアタッシェケース。(数年ご使用になられたもの)