2014年9月13日土曜日

大きな籠型鞄(1)

Real Bespoke展のための鞄のひとつです。
ざっくりとしたトートバッグ的な形のこの鞄は部品もすくなく革の質感が命でしょう。
この革の特徴を十分生かした「持ち手」も大切な見せ場です。
取り付け部の形はもちろんですが、手のあたる握り部分の形状も普通ではありません。
縫い代があっても手に当たる断面がまんまるになるように、
なかに入れる革の芯の形状を工夫し、(芯を円にすると持ち手断面は、縫い代が出っ張るのでぐるっと一周の円にはならない)
縫い合わせた部分の断面もステッチが見えなくなるように削ってあります。