カタルニア州の IGUARADA (イグアラーダ) という小さな町。
歩いていると、なんとそこいらじゅうに革の工場が。
そして同じ地域にはかなり大きい革の博物館が存在していたのでした。
二軒ほど鞣し屋さんを見せてもらい、博物館を堪能し、その界隈にある、
古いまちには不釣りあいにも思えるほどモダンなレストランでランチをしていたら、
ニコニコ顔のお二人に、「革をみにきたの?」(英語)と話しかけられました。
いただいた名刺には Premier Vision Paris (革を含む生地の見本市)の文字。
長年フランス語勉強が趣味のフジイが思わずフランス語で返事。
「プルミエヴィジョンからはいつもメールをもらってるよ!」
「きてくれてるの?」
「まえに一度だけ」
「えー、いちどだけー?もっとこないとだめじゃなーい!!でもこんなところでフランス語をしゃべれるとはおもわなかったよー」
などという会話が交わされていました。
買ってきた博物館の資料(スペイン語でもなくてカタルニア語)を眺めていると、
イグアラーダでは18世紀の後半から革の鞣し工場ができ始めたらしく、1994年の資料にあった鞣し屋さんの数を数えたら、なんと50軒以上もありました。
知らないことってたくさんあるなと感じると同時に世界って狭いと思わされる 2017 年の旅でした。
写真(上)は革の博物館。
写真(下)は道からちらりと見えたりもしている鞣し屋さんのひとつ。