少し心配でした。
時差ボケに風邪、頭に何重かの幕がかかった状態での日々でしたが、それぞれの
予定が楽しいこと感動的なことで、その瞬間瞬間は疲れを忘れています。
写真は始めてお会いしたにもかかわらず暖かく迎えてくれ、真剣に私たちを知ろうとし、私たちに伝えようとしてくれたイギリスの鞄の職人であり作家の ニールマクレガー、
ヴァレリーマイケルお二人の居間の素敵なコレクションディスプレイと工房の様子です。
具体的に違いがわかるものはこちらからもお持ちしてお見せし、差し上げたり、又
逆に頂いたりもしましたが、私たちが一番知りたいと言うか感じ取りたかったのは
革に対した際の彼らの感覚で、革をどう思っているのか、
彼らにとって革とはどういう存在なのか、それを感じ取りたかったのです。
それによって何十年か続けてきた革の仕事の
新しい何かしらの方向を見つけられたら嬉しいことです。
過去の見たり聞いたり会ったりした経験でかなり違うであろうことは
察していたのですが、作っている人に作っている現場で会う
というのは刺激的なことです。
ああ、やっぱり彼らも私たちと同じように、世界のどこかで革を使ったものつくりを
している人たちに会って話して新しい何かを感じたいと願っている人たちでした。
幸せな、それぞれの瞬間を逃すまいとする必死の時間が過ぎていきます。
半世紀ほどのキャリアを持つお二人は、今回の旅計画のやり取りの中で、
私たちとは長い友達付き合いのフランス人の同業者とそれこそ長い付き合いをしていることがわかりました。
三つのメールが入り乱れて出かける前から驚きワクワクの状態でありました。