実はこれらは、トローリーバッグに鞄を装着するための部品です。
鞄本体が出来上がった状況ではまだ折り返し地点に立ったに過ぎなかったのが
このオーダーでした。
部品点数は最小に、部品自体の重量も軽く、装着もなるべく簡単に、そして鞄本体にはショルダー紐以外のものは何もつけない、これらの条件を満たすものを探りました。
鞄以外のものですし、私どもも全く初めての挑戦でしたので、アイディア出しから何度かの試作を経て最終的な着地点が決まるまではかなりの時間がかかりましたが、シンプルでおもしろいものができました。
興味に溢れた楽しい、そして自由な発想による過程こそがものつくりの本質ではないだろうかと感じております。
2枚目以降の写真は制作過程の紆余曲折です。