鞄を作る時、見た目は普通でも細部まで色々な実験や私共なりの美意識がぎっしりと詰まったものをお作りしなくては面白くないと考えております。
新しいこと、面白いことを取り入れた鞄を作るというのは楽しい事です。
もちろん革を知る事、仕立てを研究することは大前提のお話ですが。
昔からありそうで無かった真鍮無垢のフレームの鞄をキチッと作ってみたい。
そんなワクワクする思いの金具、錠前作りです。
本日よりFugee始動いたしました。
と言っても去年からの仕事を革まみれ、金属まみれになってそのまま続けるだけなのですが。
一週間くらい触れないでいたのですが、やっぱり革の仕事は面白いです。
こんなことを言うとお客様に叱られそうですが、子供の頃ナイフを握って夢中で木の端切れを削った時みたいな、ああ言う感覚なんです。
周りから見たらチマチマとした世界にしか見えないでしょうが、その中にドローンと浸ったような、、。
心地良いんです。
困ったもので、金具づくりが佳境を迎えているために年末の大掃除にはたどり着かないであろう Fugee でございます。
そしてこちらが現在のショウルームサンプル鞄。
FL46型、バーガンディーと黒の組み合わせ。
Fugeeオリジナル丸錠前、ステッチは黒いロウを引いて落ち着かせたダークブラウンの糸を使用しております。
こちらはFL46型、ダークグリーンと黒のコンビネーション。
ステッチはダークグリーン、錠前は真鍮のイタリア製デットストック。
細面で小さめの錠前がブライドルレザーの曲面の迫力を強調するようです。
黒と明茶色のコンビネーション。
私どもとしてはこちらも初めての色の組み合わせでした。
金具は真鍮、ステッチは明茶色に合わせた色に。
FM42型には通常はコーナーパッチをつけませんが、お客様のご要望で。
オーダーいただいたお客様らしい個性の光る鞄となりました。
早いものでもう12月。
今年制作した定番の口枠鞄はたまたまですが全て二色使い。
こちらはバーガンディー(胴部分)とダークグリーン(胴以外パーツ)の
コンビネーション。
ベージュ色のステッチも効いています。
この鞄は長くつくっておりますが初めての組み合わせ。意外な発見。
オーダーいただいたお客様に感謝。
FL46型、金具スターリングシルバー