鞄の持ち手にもいろいろありますが、
この持ち手の場合は特に、
中に入っている革の芯にできるだけ近く縫える限界の場所を狙って
パンパンにキツく、、、、糸をしぼる手の痛さを我慢しながらキツくキツく、、、、
そうやって出来上がるこのハンドルは当然ですがカチカチに硬くて真っ直ぐ。
とてもじゃないけど簡単に曲がるようなシロモノではありません。
タンニン鞣の革の特徴を生かし、水で濡らして紐で縛り1日以上寝かして
曲がるクセをつけます。というより水分を飛ばしつつ固める感覚に近いです。
こちらの鞄に使用している革はピッグスキンの型押しをしたイギリスのブライドルレザーです。馬の鞍用の革なので、通常のブライドルよりもロウが多めで張りがあります。少し重めですが、一枚で仕立てるこちらの鞄にはぴったりです。つるっとした通常のブライドルも好きですが、ちょっとした凹凸のあるテクスチャーがあることにより曲面の表情に変化が生まれて魅力的です。定番になりつつあるこの鞄ですが、少しだけ小さいバージョンを只今製作中です。