2012年2月29日水曜日

2月のパリ

       急に思い立ち、パリ行きを決めた。
      「仕入れ」が大きな名目ではある。
       が、それだけではない。

       自分から、自分たちの仕事から距離を置いてリセットする。
       パリでものづくりを続ける友人たちに会って刺激を受ける。
       西洋と日本の感覚の違いを感じてみる。
       今のパリに特別な素晴らしい何かがあるわけではないのだが、
       肉食の思想からはじまる皮革文化の原型を直に感じ、
                      その匂いを嗅ぎに行くのだ。
       そして、鞄とはなんだろうとあらためて考える。

       ものづくりが単調な仕事になってしまわないための、
       そして、自分たちを熱く奮い立たせてくれるきっかけとなる
       かけがいのない大切な時間だ。