2013年10月25日金曜日

わたしの宝物

好きだとか、思いだとかはどうしようもないもので、
子供の時期はとうに過ぎた方が鉄道模型に目を輝かせたりということは
よくあるものですが、私の場合これです。
まだファスナーが出来る以前、鞄を開け閉めするのに人々はいろいろな方法を
考えました。これらがその例です。口枠といいます。
今はもうこんな質感のものはありません。
こういうのが鞄の一番上に付いていたのですから、
しっかりした重い鞄になるのもうなずけます。
折りをみて骨董品を見つけ、それをばらして少しづつ集めたものです。
見て、さわっているだけでドキドキ胸がさわぎます。
これを使ってどういう鞄をどういう革で作ろうか、部品をバラバラに
してみたり、まとめてみたり。
昔の口枠はしっかりした作りなのできちんと仕立てると素晴らしいものになります。
いくつか作っていますが、ひと味もふた味も違うものができます。
ちょっと見るとガラクタですが、わたしの宝物です。